平成25年11月定例会
平成25年12月5日 (一般質問)
岡村好男 (市民クラブ)
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1.全国学力・学習状況調査の結果と本市の対応について
2.土地区画整理事業未整備地域の課題解決に向かって
1.全国学力・学習状況調査の結果と本市の対応について
8月27日文部科学省が本年4月に実施した全国学力・学習状況調査の結果を公表した。その結果、静岡県内公立学校の小学校6年生の状況を見ると、国語Aの平均正答率は57.7%で全国最下位となった。また国語B47.3%、算数A76.2%、算数B56.6%で、いずれも全国平均を下回る下位の水準であった。
一方で、中学3年生の平均正答率をみると、国語A77.1%、国語B68.7%、数学A65.0%、数学B44.6%となり,全て全国平均を上回る結果となった。特に数学Bは全国平均を3.1ポイント上回り第5位であった。
義務教育9年間で捉えると、小学校から中学校に向けて伸びがみられる結果である一方で、特に、小学校6年生の「国語A」の全国最下位の結果は、県民はもとより市民にとっても大変な衝撃であり、更には川勝知事の校長名の公表を契機に、学力問題への市民の関心は高まってきております。
静岡県ではすでに学力検証委員会を立ち上げ、静岡県下の小中学生の学力を分析したり、また先月には県内小中学校全ての校長を対象にした学力向上集会を実施したりしているところですが、藤枝市の状況について以下基本的な内容も含めて5点について質問します。
川勝県知事の、校長名公表について本市教育委員会はどのような見解か伺う。
=@全国学力学習状況調査とはどのような調査なのか、又目的は何であるのか伺う。
a@静岡県の小学校の国語Aが全国最下位という結果はあったが、本市の小中学校の結果、状況はどうであったか伺います。
メ@その結果を受けて、藤枝市としての課題は何か。また本市として今後どのように対応していくのか伺う。
п@教育現場の各小中学校では、今後どのような取り組みを考えているのか伺う。
2.土地区画整理事業未整備区域の課題解決に向かって
昭和35年から施行した藤枝市の土地区画整理事業は、青木地区、横内三輪地区が完成し、現在水守地区が施工中でありますが、いずれも道路や、排水対策、公園等の住環境整備の整った街へと大きく変容してきており、このことにかけられた地域の力、行政の力に改めて敬意を表するところです。
一方で、街づくりの対応として、A・Bの調査が実施された駅南第三・高柳・志太、堀之内第二、青島西、時ケ谷地区等のそれぞれの状況は、区画整理事業が凍結の現在、多くの課題を残しております。とりわけ、高柳地域は、東日本大震災後住宅化が一層進行し、消防車や救急車などの緊急車両が進入できない生活道路や街路事業のほか、公共下水道、排水対策、公園等々課題は山積してきております。
しかしながら現状の地価の下落、あるいは地権者の意向、経済の動向を考えた時、今までのような区画整理を主とした街づくりは現時点では不可能な状況であると認識しています。こうした状況を踏まえて以下3点について質問いたします。
こうした地域における道路整備、河川整備などのために地域参画・市民協働を前提に、行政としてどのように対応されているか伺う。
=@4メートル未満の道路における、狭隘道路制度は、地震対策や緊急車両の乗り入れを考えた時、危機管理の観点で必要と思います。地権者の同意は前提ですが、今日までの実績について伺う。
a@市街化区域の内、基盤整備が進んでいない地域において、今までのような土地区画整理事業の施工が厳しい状況において、今後、どのような手法で街づくりを進めていくのか伺う。