平成26年 2月定例会
平成26年2月28日 (一般質問)
池谷潔 (市民クラブ)
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1.内陸フロンティア構想の進行と周辺中山間地域の整備について
2.交通政策基本法の成立で市内の公共交通の今後について
1.内陸フロンティア構想の進行と周辺中山間地域の整備について
平成24年4月、新東名高速道路の静岡県区間が開通され、これを契機に静岡県では、有事の大震災への備えを最優先にしつつ、美しさと品格、活力ある地域づくりを目指す「内陸のフロンティア」を拓く取り組みを策定しました。この構想では、『内陸部の革新』『都市部の再生』『地域連携軸の形成』を三位一体で展開していくこととし、具体的には豊かな自然や景観、多彩な農芸品に恵まれている内陸部と、都市の利便性を失うこと無く、安全性を一層高める都市部を効果的に結び、暮らしや経済を支える基盤の整備で地域連携軸を形成し、総合特区の申請で規制緩和や財政支援措置の活用が図られようとしています。 しかし本計画対象地域と今日的に計画されております周辺中山間地域の事業展開に大きな格差が生じてくるのではないでしょうか。バランスある地域発展を求めて以下質問いたします。
内陸フロンティア構想の国や県との具体的な協議状況と到達点について。
この構想の中に藤枝市の具体的な提案事項について。
新年度予算、総合特区支援利子補給金の計上と藤枝市との関連について。
計画実施の事業年度と進行管理の展開について。
本構想地域周辺の藤枝市独自の整備計画、事業計画への取り組みについて。
2.交通政策基本法の成立で市内の公共交通の今後について
昨年の11月27日、交通政策基本法が国会で成立された。この法の内容は、交通は、国民の自立した日常生活と社会生活の確保、活発な地域間交流で物資の円滑な流通を実現する機能を有し、国民生活の安定向上や国民経済の健全な発展で、交通の果たす機能・意義を位置づけ、交通に関する施策の基本理念や実現を図るのに基本となるもので、交通関係者や障がい者の皆さんをはじめ多くの皆さんの悲願でありました。自家用車への過度な依存を改め、誰もが利用しやすい公共的な交通手段を確保し、新しい交通体系を作ることで、地方で進行中の公共交通の衰退や交通弱者の『移動の自由』を保証するもので、『これまでの交通政策の見直し』『法制や助成』の的確な運用、『交通政策基本法の施行状況』の検証と見直しが盛られております。
地域を支える交通網は加速度的に衰えており、バス路線の廃止や減便などで、通院や買い物などの日常生活に支障がある人は確実に増加しております。又、進行中の高齢化社会で移動の手段を支えるためにも、公共交通に期待される役割は益々高まっています。
利用者の立場に立った施策の推進、交通弱者の必要な移動の保証、総合的な交通体系の構築、生活交通の維持・確保、環境にやさしい交通施策の推進、地域の活性化などをめざして、施策の見直しと充実を実現しなければなりません。市民にやさしい施策の展開を実行しております本市の今後の課題について以下、5点について質問いたします。
交通政策基本法の制定と反映についての受け止め方について。
今日までの実行した交通施策の評価について。
平成26年度の新たなる交通施策の展開について。
総合公共交通施策の将来像についての考え。
利便性と効率性の向上についての見解。