平成26年11月定例会
平成26年12月4日 (一般質問)
大石信生 (日本共産党)
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・応急修繕に対応できる戦略予算の新設を
・工事内容の表示について
・履物を脱がなくても利用できる公民館に
標題1.応急修繕に対応できる戦略予算の新設を
・ 機動的、弾力的な戦略予算の確保について
公共施設で、故障して使えないトイレがかなり長期にわたってそのままにされるような事態が、このところ相次いで起こっている。
岡部公民館では、長いもので3年間も「使用できません」の張り紙が貼られたままのトイレがあった。これは岡部以外でもある。
調べてみると現在の財政運営では、既定の予算のなかでは機敏に対応できないことが分かってきた。
顧客第1のデパートなどでは絶対に起こらないことが、「選ばれるまち」で放置されていていいのか。標題の戦略予算を別枠で設ける仕組みを、工夫する必要があるのではないか。
・ その他の緊急案件に対応する組織(委員会)について
トイレの修繕よりも、もう少し大きな問題―例えば温水プールの相次ぐ不具合、市民会館の空調施設の根本的欠陥等など、市民の要求に機敏に対応、検討する部・局をまたいだ委員会が必要なのではないか。
標題2.工事内容の表示について
・ サビで保護する「耐候性鋼材」の表示について
西益津公民館で行われた議会タウンミーティングに出席した瀬戸谷住民の質問は、次のようなものだった。
「瀬戸谷の県道拡幅で川側にせり出す工事をしているが、鋼材が錆びたまま塗装もしないでどんどん仕事が進んでいる。地元ではあれでいいのかとみんな心配している」と。
瀬戸谷で使われている「耐候性鋼材」は、サビを発生させて塗装しなくても金属の表面が保護されるものだが、それが正常なことを知らない一般の人には心配や誤解を招きやすい。県とも協議して、瀬戸谷に説明板を設置する必要があるのではないか。
・ 工事の中身を市民に知らせる表示の拡大を
公共工事について、何が行われているかを知らせる表示は、以前よりは進んだが、考えてみる余地があると考える。
旧岡部庁舎のリニューアルが行われている間、そこに3館目の東部地域の図書館が設置されることが知らされる表示はなかった。
これからつくられる藤枝東公民館が完成した時に、どういう利用が出来るか、太陽光発電10kwとリチウムイオン蓄電池15kwも備えて、再生可能エネルギーに対する市の姿勢をアピールすることも大事かと思う。市立総合病院救急センターの工事中も、何が行われているのかという市民の関心が向く時期に、市立病院の救急医療に対する姿勢などをアピールすることがあっても良かったのではないか。市政への市民参加の課題として、検討されたい。
標題3.履物を脱がなくても利用できる公民館に
西益津公民館は、履物を脱がなくても利用できるように変わったことで、大変喜ばれていると聞く。葉梨公民館がこれに踏み切ったばかりのようだが、広幡公民館、稲葉公民館もそのようにしたいという声が高齢者を中心に寄せられている。これについて如何か。
また足腰が弱っている人たちのために、エレベーターは必須要件だが、後から設置した公民館もある。検討すべきと思うがどうか。