平成27年11月定例会
平成27年12月3日 (一般質問)
鈴木岳幸 (市民クラブ)
録画を再生
(1) 本市における自殺対策について
(2) 生涯現役社会の実現について
標題1.本市における自殺対策について
国内の自殺者数は、一時期の年間3万人という状態からは、減少傾向ではあるものの、先進国では最悪の自殺率が続いており、昨年、平成26年も自殺者数は、全国で2万5千人以上となりました。また、行方不明者数も、全国で年間8万人以上となっており、実際の数は、もっと大きなものであるとも考えられます。
静岡県でも、昨年一年間で、600人以上の方が、自ら命を絶っております。藤枝市でも、自殺者数が数十人おり、自殺率が低下してきていることは認識しておりますが、自殺者数に関しては、ゼロとすることを明確に目標とするべきであり、そのための方策を立てていただきたく、以下について、お尋ねいたします。
(1) 本市における、自殺者数の推移と動機について、その内容の考察を伺います。
(2) 自殺者数は、本市では微減の状態が続いておりますが、大幅に減少させる事は出来ないのか、また現在はどのように対策を行っているか、伺います。
(3) 自殺者数をゼロにするために、今後はどのような取り組みを行っていくか、予防啓発について、伺います。
標題2.生涯現役社会の実現について
平均寿命が80歳以上となり、今後は人生100年時代が到来するともいわれておりますが、ご高齢の方々の多くは病気や孤独と隣り合わせで生活されているという現状があります。『平均寿命』から、生活に支障のない健康状態であるという『健康寿命』を引いた年齢は、男性で9年、女性で12年くらいであるとの事です。
この期間がこれだけ長くあるということは、ご本人はもちろん、周囲の方や社会の負担も非常に大きなものである事から、厚生労働省では、高齢の方々が、支えられる側ではなく、社会資源として支える側の一員となっていただけるよう、『生涯現役社会の実現』を目指しているということであります。
生涯現役社会とは、もちろん、一生働き続けろというようなものではなく、お仕事を続けていようと引退していようと、元気に地域や社会の一員として、支える側で参加していただくという考えのものです。具体的には、就労や社会参加を推進して孤立化や不健康な状態を防ぐ、というものであります。
生涯現役社会を実現すれば、様々な能力の活用、地域や社会の活性化とともに、医療費や介護費の軽減にもなるということで、大いに推進すべきものであると考えます。
そこで、以下の点についてお尋ねします。
(1) 高齢者の就労・社会参加について、現状どのような取り組みを行っているか、伺います。
(2) 今後、生涯現役社会の実現のために、どのような取り組みを行うことができるか、伺います。