平成28年 2月定例会
平成28年3月2日 (一般質問)
萩原麻夫 (藤新会)
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(1) 市立病院の現状と今後の取り組みについて
(2) 藤枝市における小中一貫教育の導入について
標題1.市立病院の現状と今後の取り組みについて
市立病院については、昨年度から本年度にかけ救急センターの新設オープン、電子カルテシステムの完全稼働、最新式放射線治療装置の更新など、数々の重要事業に取り組み、市民の信頼と期待に応える医療機関として益々充実してきたことは、健康を希求する市民にとって大変うれしく、心強く思います。しかし、依然地方における医師不足、看護師不足は改善されず、安心安全な医療の安定供給という市立病院の使命遂行に大きな影響を与えていることも事実です。一方で志太榛原圏域の3次救急を担うべく救命救急センターの指定や地域がん診療連携拠点病院又、急性期病院として様々な課題も山積しているのも現実と思います。
今後の病院事業を更に強力に進めて行くにあたり、以下の4点を伺います。
(1) 本年度オープンした救急センターの稼働状況と、今後、志太榛原圏域初の救命救急センターを目指すと言うが、指定に向けた取り組みと、その見通しはどうか伺います。
(2) 安定した病院経営には、何よりも診療体制の充実が不可欠です。医師や看護師の招聘・確保について現状と将来の見通しはどうか伺います。
(3) 救急センターの建設など大型プロジェクトを進める中で、平成25年度、26年度と黒字決算が続いたが、平成27年度の見込みとはどうか。又、特に救急医療や放射線治療など充実した設備の基での診療収益について、その状況と今後の見通しについて伺います。
(4) 今回の診療報酬改定では、紹介状を持たない初診患者から特別初診料を徴収する事が義務化されると聞きますが市民には理解しにくいのではないかと思います。今後どの様な説明で理解を求めて行くのか伺います。
標題2.藤枝市における小中一貫教育の導入について
近年の少子化、核家族化や地域コミュニティの衰退が進む中、小中学校を取り巻く環境は年々変化してきており、今後一部では児童生徒の減少により、単独の小、中学校では十分な集団規模が確保できない恐れや、異年齢の子ども同士の交流の希薄化が危惧され、又それが不登校やいじめにつながってしまう事も考えられます。子どもたちが安心して学校に登校し、自信と意欲を持って教育が受けられる環境を実現する事が求められております。
このような状況の中、学校制度改革の一環として「学校教育法等の一部を改正する法律」が昨年6月に公布され本年4月1日から施行されます。今回の改正は、学校教育制度の多様化及び弾力化を推進するため、小学校から中学校までの義務教育を一貫して行う「義務教育学校」を新たな学校の種類として制度化するものです。以上のような、国の制度改革も考慮し、教育日本一に向けた取り組みが必要であると思います。
そこで現状の課題や今後の取り組みも含めて以下3点を伺います。
(1) 本市の小中学校における不登校と、いじめの現状と課題について、どのように考えるか伺います。
(2) 小中一貫教育に関する学校教育法等の改正を踏まえて、今後、市はどのような取り組みをしていくのか考えを伺います。
(3) 藤枝市の目指す特色のある小中一貫教育(藤枝型小中一貫教育)とはどのようなものか伺います。