平成28年 9月定例会
平成28年9月12日 (一般質問)
平井登 (60社中)
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(1) 中山間地域への移住・定住促進策の取り組みについて
(2) 光ファイバー網未整備地域の対策について
標題1.中山間地域への移住・定住促進策の取り組みについて
人口減少社会の到来にあって、本市においては静岡市に隣接していることや沿岸部から離れていること、また藤枝駅周辺の再開発、水守地区の開発など積極的な都市づくり戦略、さらには若者世代を呼び込む多彩なシティセールス戦略により、子育て世帯の移住・定住が進むなど県下有数の活力ある自治体として注目されています。しかしながら本市面積の約7割を占める中山間地域においては、農林業の衰退とともに若者世代の流出が続いており、その傾向に歯止めをかけるべく、『中山間地域活性化基本計画』改訂版では『健康都市創生総合戦略』と整合した新たな施策が推進されております。
そこで同計画の重点プロジェクトのうち二つの事業について伺います。
(1) 空き家バンク制度について
@平成23年度の制度開始から27年度までの5年間における利用実績と進捗状況、成果をどのように捉えているか。
A物件登録されたが利用契約に繋がらない要因はなにか。また、需要(利用登録者)と供給(物件登録者)についての状況はどうか。
B移住された世帯の地域コミュニティについて、どのような活動をされているか。また、地域住民の評価は如何か。
(2) 優良田園住宅建設促進に関する基本方針の策定について
@昨年9月の補正予算により調査された「中山間地域における宅地供給可能性調査」の結果が、本年7月1日〜15日の間、「ふじえだ中山間地域生活拠点形成事業調査報告書」として、宅地開発整備に可能性ある事業者に向けてホームページに公開された。その反応は如何であったか。
Aまた、公開された対象地域からどのような反応や要望があったか。
B今後は、どのようなスケジュールで作業を進めるのか。
標題2.光ファイバー網未整備地域の対策について
市民生活の利便性向上、産業振興など地域の活性化、また行政サービスの向上に光ファイバー網によるブロードバンドサービスが果たす役割は大きく、今後ますますその利活用が求められてきます。本市においては、平野部から中山間地域の入口辺りまでは民間事業者により既に整備されておりますが、中山間地域の稲葉北部・瀬戸谷・朝比奈地区など2千世帯近くが未整備となっており、地域要望として数年来の課題として認識されておりました。
そのような中、島田市では去る8月25日、同市北部山間地域3千世帯を対象に2018年3月までに光ファイバー網を整備する方針が発表され、また川根本町では懸案であった光ファイバー網整備事業が昨年12月15日に完了しております。本市においても早急に情報通信基盤の地域格差是正に取り組まれることを期して、以下の点についてお伺いします。
(1) 平成26年2月、県の施策として公開された「光ファイバー網整備推進事業」について、本市ではその活用をどう検討されたか伺う。
(2) 本市の光ファイバー未整備地区から、これまで自治会・町内会等の要望として、どの程度上がっていたか伺う。
(3) 中山間地域の定住推進策や活性化推進策の基盤ともなる光ファイバー整備について、まずは県の支援制度の要件となる「光ファイバー地域整備計画」を早期に策定していただけないか伺う。