平成28年11月定例会
平成28年12月2日 (一般質問)
岡村好男 (市民クラブ)
録画を再生
(1) 定住人口の拡大に向けた南部地区のまちづくりについて
(2) 急性期病院としての診療体制の強化について
標題1.定住人口の拡大に向けた南部地区のまちづくりについて
南部地区、特に高洲地区交流センターを中心とした地域は、市街化区域として、人口がこの1年間で100名ほど増加となっています。特に若い子育て世代が一戸建てに入居している状況も目立っており、本市の人口への影響が非常に大きな地域であると捉えています。
過去、当該地区では区画整理事業の調査も行われましたが、事業化に至らず、現状においては、事業の実施は不可能であると考えております。そのため、当該地区には、公園が少なく、子どもからお年寄りまでがのびのび憩うことができる場である都市公園がない状況であります。
また、当該地区は、中心市街地である駅南地区に隣接する地区で人気が高く、今後も本市の定住人口増加に大きく寄与する地区であると考えるが、前述したとおり都市基盤整備を行っていないため、有効な土地利用が図られていないケースも目立ち、特に田園地区が急速に宅地化され大雨時の河川の氾濫等もあるため、この地区の浸水対策も本市の発展上の課題となっています。
そこで、以下の2点について伺う。
(1) 次年度戦略方針における「地域バランスを考慮した公園の整備促進」について地区を明確にしたいため、高洲地区交流センターを中心とした地区と捉えてよいか伺う。また、その整備手法や時期についての考えは如何か伺う。
(2) 現状において区画整理事業の実施は不可能と考える中、次年度戦略方針における「土地利用を促す道水路の整備促進」について、定住人口拡大の受け皿となる、まとまった宅地開発の促進に向けて、その手立てとなるのか伺う。また、どのような形で整備を進めるのか計画内容を伺う。
標題2.急性期病院としての診療体制の強化について
藤枝市立総合病院は、平成26年度から「第2次中期経営計画」により、「質が高く、安心・安全な医療を継続して提供する急性期病院」を目指し、病院経営を行うなかで、経営基盤の確立と地域医療の充実に向けて努力され、医師及び看護師の確保や2年連続の経常利益の黒字化を図るなど、その経営改善努力につきましては、高く評価するものであります。
一方、国の社会保障一体改革や2年ごとの診療報酬の改定により、今まで以上に厳しい病院経営を求められていることも現実としてあります。
そこで、以下の3点について伺う。
(1) 平成29年度に向けた診療科目の充実、医師招聘に向けた計画、診療機器の整備など、診療体制の強化に向けてどのような方針で取り組むか伺う。
(2) 救急センターが稼働し、その診療体制も順調に推移していると伺っている。これまで、センターを整備しその結果として、総括的な利点と課題があれば伺う。
また、救急センターは、今後、3次救急としての志太地区初の「救命救急センター」の役割も求められています。その指定状況に向けた動き、指定時期の見込み、また、市民に対する周知をどのように行っていくか伺う。
(3) 市民にとっては、救急センターの充実に併せて、急性期後の患者の慢性期病院への転院や介護福祉施設、在宅医療への移行など地域医療連携の強化が重要と考えるが、現状と今後の展開を伺う。