平成28年11月定例会
平成28年12月5日 (一般質問)
山根一 (藤新会)
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(1) 自然災害と地域防災及びコミュニティー強化について
標題1.自然災害と地域防災及びコミュニティー強化について
我が国は火山国であり地震国でもあります。そして全ての地域に台風が通過する可能性が有り水害等に対し脆弱な地盤国でもあります。昨今はゲリラ豪雨と呼ばれる集中豪雨も頻発し以前には見られなかった水害も多発しております。藤枝市も42年前の昭和49年7月7日の七夕豪雨の記憶も薄れ、最近では3・11と呼ばれる東日本大震災の地震による余震と思われる平成23年3月15日発生の静岡県東部を震源とする最大震度6強の地震被害も多数ありましたが、時折忘れることもあります。
当市も12月4日に 〜地域の絆 自助・共助〜 のタイトルで地域防災訓練が青島東小学校をメイン会場に、市内全域で一斉に実施されますが8月末頃に行われる、総合防災訓練と共に常日頃から防災意識を持ち続ける重要な行事だと思います。
当市は平成28年2月策定の地域防災計画(一般対策編、地震対策編、原子力対策編)に事細かく網羅されており机上では万全と思われますが、地域住民が抱える不安などについて以下7点を伺います。
(1) 災害時、家屋の倒壊から命を守る最大の取り組みが重要で、昭和56年5月末日以前の耐震基準で建築された住宅の件数と、現時点での耐震診断件数及び補強済みの件数を伺う。又、これまで耐震診断や住宅補強の周知徹底や指導をどのように行って来たか伺う。
(2) 一次避難場所は各地域の公園や、ふれあい広場などであり、人員確認(安否)を行い自主防災会長(又は町内会長)が指揮し安全確認のうえ救助などの行動を行うが、真冬や真夏時には高齢者や要介護者の一時避難場所として公会堂(集会所)が適当と思われるが、現時点で市内の公会堂総数と耐震補強済みの件数を伺う。
公会堂総数の内、冷暖房機が完備されている施設は何件か併せて伺う。
(3) 町内会長の殆どが、ご苦労が多く1〜2年制の地区が多数であり、今後の防災を考えると防災指導員の活用や自主防災会長の育成を市も支援して行う考えはあるか伺う。
(4) 指定避難場所(40か所)の内、寝食出来る避難所になりうる施設と、その設備状況はどのようになっているか伺う。
(5) 小中学校での防災教育を行う、について、どのような訓練、教育を行っているか伺う。防災に限らず、地域での宿泊訓練を実施している学校が有れば伺う。
(6) 防災マップに示されている通り地域により被災の想定状態が異なると思われるが、今後は各地域の町内会の会合時等に危機管理監や防災担当者を派遣し、地域指導を行う事が出来るか伺う。
(7) 中山間地が多い当市に、多少の崖崩れや道路崩壊による交通網の分断にも対応出来る、トライアルバイク隊等を結成し、いち早い情報収集や食糧援助、救助など幅広い活動が出来るチームを組織することは可能か伺う。