平成29年 6月定例会
平成29年6月14日 (一般質問)
鈴木岳幸 (市民クラブ)
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(1) ごみ屋敷の対策について
(2) 学校での労働教育について
標題1.ごみ屋敷の対策について
自宅の部屋の中や、庭先などに多くのごみなどを積み上げて保管している、いわゆる「ごみ屋敷」が、全国で増えていると言われております。
ごみ屋敷は、悪臭や害虫・害獣の発生、火災や倒壊の危険、他者による不法投棄の可能性など、多くの問題を抱えており、所有者に公的な支援が必要なケースも多くあるようです。
テレビなどでもよく取り上げられており、社会問題化しているケースも多々見受けられ、近隣住民の不安、不満は相当なものでありますが、基本的には所有者の財産であり、勝手に処分することも、立ち入ることさえできない、というのが現状であります。
全国の自治体の中には、このような状態を改善すべく、「ごみ屋敷条例」を制定し、当該住人への指導勧告を行うことを可能としたり、場合によっては強制撤去を行政代執行で行う自治体も出てきました。
今後、藤枝市においても、同様の事態が起こる可能性も否定できないことから、関連する項目として、以下の点についてお伺いします。
(1) 本市で、現在ごみ屋敷と認識できるケースはあるか、伺います。
(2) ごみ屋敷といえるケースが起こった時の対応方法はどのようになるか、また、過去の解決方法はどのようなものであったか、伺います。
(3) ごみ屋敷への指導勧告、或いはさらに厳しい措置を行うことが現在の体系で可能か、また条例によって定める考えはあるか、伺います。
標題2. 学校での労働教育について
新年度が始まり、すでに数か月が経ち、新卒の社会人たちも仕事に慣れ始めていることかと思われます。
しかし、せっかく社会人になったのに、すぐに離職してしまうという事態も多く起こっています。現在、新卒の退職率は、大卒者は3年で3割、高卒者は5割ともいわれております。
離職には様々な理由があるにせよ、短期間で離職してしまうのは、会社側にとっても、本人にとっても好ましい事ではありません。
短期間の離職を防ぐには、会社側の努力も必要ですが、やはり本人たちの労働意識、職業意識の醸成が第一であると思われます。その為には、子どものころからの意識醸成が必要であり、学校での労働教育が重要であると考え、以下の点についてお尋ねします。
(1) 働くことの意義や重要さ、権利や義務など、労働教育はどのように行われているか、伺います。
(2) 職場体験・職業講話等、労働意識を高める行事は、どのように実施されているか、伺います。