平成30年 6月定例会
平成30年6月14日 (一般質問)
植田裕明 (藤新会)
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(1) 南海トラフ巨大地震への備え〜沈黙する東海地震〜
(2) 瀬戸川中流域における環境保全、整備について
標題1.南海トラフ巨大地震への備え〜沈黙する東海地震〜
藤枝市民、また静岡県民がもっとも懸念することは南海トラフ巨大地震でありましょう。政府の地震調査委員会は、今後30年以内の発生確率を「70%から80%」と予測し、その中でもっとも被害が大きいとされるのが、静岡県とされています。以下、南海トラフ巨大地震に対する当局の見解について伺います。
(1) 組織編成の効果について
今年度の組織編成では、危機管理監のもとに危機管理センターを設け、大規模災害対策課と地域防災課の2課に再編され、より前進した防災対策が進められております。今後の効果をどのようにお考えでしょうか。
(2) 東海地震は予知できないとした国の判断への当局の基本的姿勢
かつて、東海地震は予知できるとされていましたが、昨年、国は、予知は不可能と判断を下し、それまでの東海地震対策を大きく転換し、新たな基準を公表しました。静岡県民にとっては、まことに衝撃的な発表でありますが、当局はこうした国の判断に対して、どのような見解をお持ちでしょうか。
(3) 防災に対する市民への啓発
本市が巨大地震に対する防災、減災対策として、多くの事業を行っていることは高く評価されるべきものと考えておりますが、どれほど活かされているか、また市民の認知度はどのようなものか、当局の見解をお伺いいたします。
標題2.瀬戸川中流域における環境保全、整備について
本市の中央を流れる瀬戸川は、多くの市民に親しまれており、ことに春は桜、夏はバーベキューや子どもたちの水遊びなどで賑わいます。一方、急勾配の河川であり、豪雨の際には、一気に大水が出る暴れ川という側面も有しています。以下、瀬戸川中流域における環境保全や水防に対する安全性に関しての当局のご見解を伺います。
(1) 環境保全や美化に対する当局の見解
@多くの市民に親しまれている瀬戸川中流域の環境保全に対する当局の基本的考えについ
てお伺いいたします。
A青島第7、第12、藤枝第1、第2、第3の5自治会では、「瀬戸川部会」を組織し、主
に、勝草橋から金吹橋の中流域における環境美化や、繁茂する草木の伐採等を行ってお
りますが、当部会に対する当局の見解はどのようなものでしょうか。
(2) 豪雨に対する瀬戸川中流域の安全性について
上流域では河床低下により利水が難しくなっている地域もあるとも聞きます。反面、こうした状況は中流域に土砂等が堆積することにより河床が上がり、流下能力に対する安全性に懸念を感じることにもなりましょう。
毎年、記録的豪雨による大規模水害が全国各地で頻発しているだけに、心配を感じる市民も少なくありません。瀬戸川中流域の安全性に対して、当局はどのようにお考えでしょうか。