平成30年 6月定例会
平成30年6月14日 (一般質問)
山根一 (藤新会)
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(1) 身近な少子高齢化問題について
標題1.身近な少子高齢化問題について
平成30年5月10日の議員協議会に於いて、市長は冒頭挨拶で「人口問題こそ本年度の藤枝市としての最重要課題である」と申されました。本市に於きましては今年度、初めて待機児童ゼロとなり、少子化問題の一つである安心して預ける事が出来る保育所問題はクリア出来ましたが、まだまだ課題が山積し、高齢化問題については行政としての答えは未だ出ていないと私は思っています。国家レベルの事ではなく標題に有りますような『身近な少子高齢化問題について』以下について伺います。
(1) 人口増の重要施策として働く場所の確保が有効と考えるが、企業誘致の取り組み状況と
最近の市内への企業立地動向を伺う。
(2) 市を挙げての取り組みで保育施設や保育定員等の拡大により待機児童ゼロとなった今
年度ですが、潜在的待機児童数19名の報告もあります。その内待機児童の定義外となる「特定の保育所を希望し、私的な理由により待機している人」が9名と伺って居りますが、
地域的に希望が集中する傾向はあるのか伺う。
(3) 来年度の保育定員拡大計画180名に応える為の施設整備計画等について伺う。
(4) 各市町の行政施策はその規模により夫々の財政力や考え方などの特色を出し経営戦略
に基づき行う点については理解致しますが、子どもに関する補助や助成等の施策について
は本来国、県が統一した考えの基、行うのが理想と考えるが如何か伺う。
(5) こども医療費助成制度について志太地域三市は夫々の方策で行っており、これまで統一
して行こうとか話し合われた事や今後の連携はあるのかを伺う。
(6) 高齢化問題について寿命による自然減はやむを得ないが、健康寿命を延ばす考え方は重
要で、本市は4Kの一つである、健康に関する取り組みを他市町に先んじて行っているが、
健康寿命が延びれば高齢者医療費を始め財政抑制にも繋がり、本人はもとより家族も明る
い笑顔一杯な人生が送れる。その為に何が重要か、又本市としての今後の取り組みを伺う。
(7) 本市のグラウンドゴルフ愛好家(競技者)の割合は県内でも多いと思われ、町内のふれ
あい広場を始め、多くの方々が楽しんでいるのを目に致します。本市の有料グラウンドゴ
ルフ場は2ケ所と承知していますが夫々の数年間の使用状況を伺う。
(8) ねんりんピックの種目は沢山ありますが運動に関する競技を、より多くの市民に周知し、
現行の一握りの競技愛好家だけではなく市民の健康予防の契機にし、参加に向け発信する
と共に、本大会参加者の補助金(助成)枠も拡大し健康予防費と位置付け、健康寿命が延
びれば医療費抑制にも繋がると思われるが如何か。
(9) 高齢化による交通事故多発にて運転免許証の返納が各地で話題になっているが、返納し
たいのは山々なれど生活の足を奪われるとの声も多く、問題提起されている。過疎地や中
山間地域に限らず全国でも交通弱者の為にボランティアやNPOなどが中心となって行政
の補助などを受け小型乗用車(10人乗りワンボックスカー)で送迎を行っているとの情
報も寄せられている。本年度も例年通り敬老の日記念事業費6100万円を計上し、昨年
迄の委員会での質問や、昨年11月の植田議員の一般質問でも社会福祉基金の財源が無く
なった後も一般財源を使用してでも必要な事業については続ける、との答弁であった。事
業費の使い方や、その内の祝金75才時の5000円の祝い金支給が廃止(年令延長)され
ても、交通弱者への有効活用が出来るならそれを望む声も多くあるが如何か。