平成30年 9月定例会
平成30年9月12日 (一般質問)
増田克彦
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(1) 地域介護福祉の現状について
(2) シルバー人材センターの今後について
標題1.地域介護福祉の現状について
地域介護福祉の分野における本市の制度・仕組み、インフラ整備は他市町に先駆けた優れた取組です。この分野につきまして質問いたします。
(1) 地域包括ケアの体制では医師会、薬剤師会、自治会などの各種機関のネットワークが構築され、介護福祉の仕組みが円滑に稼働しているものと理解しています。このような仕組みの中で、地域における支え合いの互助がうまくいったという具体例にはどのようなものがあるか伺います。
(2) 元気な高齢者、いわゆるアクティブシニアの皆様は、@要介護・要支援の人たちの地域における支え手となること、A本人がアクティブを維持すること(介護予防)、の2つの観点から今後が期待されているものと考えます。これについて伺います。
@ 地域包括ケアシステムにおいてアクティブシニアが支え手として協力する形態、あるいは組織体制はどのように設定されているのかを伺います。
A 介護予防に関してはアクティブシニア大学の設置など、さまざまな方策がとられていますが、それらへの自立高齢者の参加率、及びその客観的な効果について伺います。
(3) 在宅介護においては、介護者自身が家事をこなすのに苦慮すると伺っています。これに対する支援の取組として、市のサポートにより買い物支援などの試みがなされています。
こうしたサービスの現状と、今後における類似のサービスの可能性を伺います。
(4) 昨年、在宅医療にICTを取り入れた県の取組として「シズケア*かけはし」が稼働開始しました。これが本市の包括ケアシステムにどのように組込まれるのか伺います。また、このほか介護福祉の分野における本市のICTの導入の予定を伺います。
標題2.シルバー人材センターの今後について
シルバー人材センターには高齢者への就業機会を提供する機能の発揮と、活力ある地域社会づくりへ参加などの期待がますます高まっているところです。ここでは藤枝市シルバー人材センター(以下センター)の現状と、今後の市の取組について伺います。
(1) センター会員数が平成21年度の1,175名から現在の880余名と漸減していくなか、H36年には会員数1,000名への増員を目指しているとのことです。会員増員のために本市行政としてどのように支援していくのか伺います。特に今後の広報についての取組を伺います。
(2) 受注業務の60%が一般作業とやや偏った受注の中で、会員の就業ニーズと受注業務のミスマッチが生じております。事務職、技術職などの雇用を増やすことが会員数減の歯止めにも有効であると思われます。このような専門的業務のシルバー雇用を推進する企業を優遇する、あるいは市の各種施設の事務管理業務をシルバー人材から派遣する、などの施策の可能性について伺います。
(3) センターは他市町に先駆けてシルバーによる病児保育を開始しました。今後ますますこのような介護福祉方面への高齢者への参画が望まれるところです。センターの取組に対する、市としての今後のサポートを伺います。
(4) 前項の病児保育など、業務の多様化に伴ってセンター建物が手狭になってきています。
また、シニアにとって会員が集いコミュニケーションを通わせる場としてのセンターのあり方も重要であると考えますが、そのために十分な空間が取れていません。これに関して市としての考え方を伺います。