平成30年11月定例会
平成30年12月6日 (一般質問)
鈴木岳幸 (市民クラブ)
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(1) 赤ちゃんポストについて
(2) 多文化共生について
標題1.赤ちゃんポストについて
赤ちゃんポストとは、子どもを養育できなくなった親が、その子どもを託す場所です。
2000年にドイツで生まれ、その後、世界中に広まりました。
日本では、2007年に、熊本県熊本市の慈恵病院で「こうのとりのゆりかご」という赤ちゃんポストが開設されました。現在、国内で稼働しているのは、ここ1カ所のみとなっております。
赤ちゃんポストの特徴は、子どもの養育ができなくなった親から子どもを託される際に、匿名であっても受け入れる、という事です。それは、何よりも子どもの命を最優先に考えるからです。
そして子どもを受け入れ、その後、乳児院か、児童養護施設に移されることになります。身元が分からない子どもには、市長が名付け親となり、戸籍も作成されます。
子どもの命を守るためには、赤ちゃんポストが国内にもっと多く開設されてほしいと考えますが、なかなか障壁が多く、実現していないのが現状です。
そこで、関連する以下の項目についてお伺いします。
(1) 市では、赤ちゃんポストの事をどう考えるか、国内外の施設に視察等に行った職員はいるか、伺います。
(2) 藤枝市民で、赤ちゃんポストを利用した方はいたか、伺います。
(3) 藤枝市で、子どもの養育が困難となった親がいた場合には、どのように対応しているか、伺います。
(4) 藤枝市内で赤ちゃんポストを設置することは可能か、伺います。
標題2.多文化共生について
現在の日本では、多くの外国人の方々が来訪し、仕事を得て居住する方々もたくさんおられます。国においては、総務省が、多文化共生推進プランを策定し、多文化共生の地域づくりを推し進めています。
しかし、文化や言葉の違いから、地域でトラブルになったりすることもまだまだあります。
お互いが理解を深め、コミュニティを形成していく事は、多くのメリットがあり、多文化共生は今後のまちづくりの面からも非常に重要なものであると考え、以下の項目についてお伺いします。
(1) 藤枝市内の外国人来訪者、居住者数の推移について、伺います。
(2) 市のホームページが多言語化されているが、外国人の為の施策について、実施状況や実施予定について、伺います。
(3) 外国人の方は、言葉の壁などがあり、地域の集まりに参加することが難しい状況があります。そのような方々に、町内会や地域のお祭りなどの地域コミュニティに参加いただくような取り組みはあるか、伺います。
(4) 今後、多文化共生に向けてどのように取り組んでいくか、伺います。