平成30年11月定例会
平成30年12月10日 (一般質問)
大石信生 (日本共産党)
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(1) 市民会館の現状はこのままでいいか
標題1.市民会館の現状はこのままでいいか
(1) 空調設備の欠陥について
市民会館の空調設備は、重大な欠陥を持っている。
@舞台に空調の吹出し口と吸出し口がない。そのため開会(演)前、緞帳が下りている状態では、舞台は真冬は震える寒さだし、真夏は汗が噴き出す暑さになる。いまどきあまりない。どう認識しているか。
A客席には前上方の左右と後部に吹き出しがあり、座席前部の両サイドに吸出し口がある。同じく真夏と真冬はこの吸出し口付近が私も経験したが、座っていられないほどの暑さと寒さに襲われる。吸出し口に暖気、寒気が集まるのではないか。このことをどう見ているか。
B原因は、10億円耐震・リニューアル工事の時、装置は50年前のまま、空調機械だけ最新式にしたことで、起こった事態ではないか。
C指定管理者からは問題点として指摘は上がっていたのではないか。なぜ重大な見落としがあったのか。
D15万都市として市民会館をこのままにしておけないではないか。
(2) 音楽団体から要請されているピアノの更新について
現在、市民会館の備え付けピアノは、音があまりよくない状態になっており、音楽関係の市民団体からピアノを新しくしてほしいという要望が、以前から出されていると聞く。
このような高度に専門的な文化・芸術に関する市民からの問題提起を受け止め検討する市役所内の体制はできているか。市民要望は事実上棚晒しになる。市民要望が真摯に検討される仕組みを、どうつくっていくか。
(3) 俳優仲代達矢氏が指摘した楽屋の異音について
「俺たちは天使じゃない」という新劇が上演されたとき、主演の仲代達矢氏が楽屋の天井裏で音がして「開演前の集中ができない」ということを、かなり強く鑑賞団体である市民劇場の関係者に申し出てきたことがあった。一昨年のことだが、この時、この演劇をみていた遠藤久仁雄議員と私が呼ばれて、市当局にこの問題を伝えることになった。
なかなか原因がわからなかったが、街道文化課長の粘り強い努力によって、天井裏の配管が原因と突き止められ、建物との取り合いを緩める手直しが行われ、それによって音がなくなった。
ところがその後また音が出ているという。この問題の解決はむずかしいことだと思うが、やはり音はなくさなければならないのではないか。さらなる努力を求められていると思うが、如何か。
(4) 15万都市に700席の市民会館 将来計画を示すべきでは
15万を擁し志・榛の中核的な都市をめざそうという本市にとって700席の市民会館がふさわしいか。