令和元年 6月定例会
令和元年6月14日 (一般質問)
八木勝
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(1) 登下校時における子供の安全と課題について
標題1.登下校時における子供の安全と課題について
子供の安全確保は、安全安心な社会の要です。
従来、登下校時における子供の安全を確保するための対策については、地域の子供は地域で守るという観点から、地域の現場において多岐にわたる努力がなされてきました。
しかし、従来の見守り活動に限界が生じ、「地域の目」が減少した結果、学校から距離のある自宅周辺で子供が1人で歩く「1人区間」等において、「見守りの空白地帯」が生じています。この「見守りの空白地帯」における子供の危険を取り除くため、登下校時における総合的な防犯対策を強化することが急務であると言えます。
政府は、登下校時における子供の安全確保について、関係省庁が横断的に取り組むべき課題であるという認識の下、平成30年6月22日、「登下校時の子供の安全確保に関する関係閣僚会議」を開催し、「登下校防犯プラン」として対策を取りまとめました。
内閣府は、「登下校防犯ポータルサイト」を設置し、登下校における防犯対策に関し、関係省庁の施策や各地域の取組等の情報を集約・発信することにより地域の取組を支援します。と子供たちへの安全に対する支援と政策を取りまとめました。
「第2次学校安全の推進に関する計画」とあわせまして、関連する以下の5点についてお伺いします。
(1) 「地域における連携の強化」という分野より、当市の登下校時における防犯対策に関する「地域の連携の場」の構築について進捗状況と課題を伺います。
(2) 「通学路の合同点検の徹底及び環境の整備・改善」という分野より、通学路の防犯の観点による緊急合同点検の実施、危険箇所に関する情報共有は継続してなされているか伺います。
(3) 「不審者情報等の共有及び迅速な対応」という分野より、警察・教育委員会・学校間において、担当者間で不審者情報等を直接共有する体制は確立できているか伺います。
(4) 「多様な担い手による見守りの活性化」という分野より、多様な世代や事業者が日常活動の機会に気軽に実施できる「ながら見守り」の推進について当市での活動と現状、課題について伺います。
(5) 「子供の危険回避に関する対策の促進」という分野より、防犯教育の充実がありますが、現在実施している内容と実施状況を伺います。