令和元年 6月定例会
令和元年6月14日 (一般質問)
天野正孝 (無会派)
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(1) 給食アレルギー対策について
(2) 藤枝市立総合病院における病院給食について
標題1.給食アレルギー対策について
このことは、平成22年9月議会からアレルギーを抱える児童生徒のご両親や関係者の方々からの要望を受けてこれまで平成24年6月、平成25年9月、平成26年2月、平成26年9月及び平成27年2月並びに平成31年2月と過去7回一般質問させていただきました。その間、学校におけるアレルギー対応マニュアルが作成され、学期ごとに、学校給食課と給食センター、アレルギー児童生徒の御父母で組織された給食食べさせ隊との情報交換会が開催されるようになり、アレルギーに対応できる食材や給食の在り方について情報共有されるようになったことに感謝します。しかしながら、毎年、新年度において給食アレルギー対応についての保護者の皆様の不安が発生している反面、当初10年計画でと言われていた給食センターの改築を伴う組織改正について、まだめどがたちません。本来、食育の充実については、国県の仕事であると認識しつつも、藤枝市としてできる施策を今後どのように展開していかれるのか以下3点について伺います。
(1) 市内小中学校のアレルギー児童生徒の状況についてどうとらえているのか伺います。
(2) 市内小中学校でアレルギー対応マニュアルに対応した基準と今後の対応について伺います。
(3) 給食アレルギーに対応した施設改修や組織替えの今後の計画について伺います。
標題2.藤枝市立総合病院における病院給食について
病院給食がプロポーザル方式による選定で株式会社グリーンハウスに令和2年3月末日まで委託されました。すなわち、本年度中に令和2年度以降の委託業者選考に対しプロポーザル方式による選定が行われます。ただし、選考において、多くの民間業者が参入しやすいように、この選定条件の中で、栄養士を少なく補助者を多くといった緩和された人事条件が出されるのではないかという懸念があります。ご存じのとおり、藤枝市立総合病院では、入院患者に対して、治療上特別な制限がなく、噛むこと・飲み込むことに問題がない方向けの食事である一般食、飲み込みに問題はないが、噛むことが難しい方向けの、柔らかさを考慮した食事である寿食、噛むこと・飲み込むことの両方が難しい方向けの、ムース状・ゼリー状の食事であるソフト食、糖尿病の方へのエネルギーコントロール食、塩分制限がある方への減塩食など治療食が給されています。また、入院時栄養管理指導料として注意すべき特別食としては、腎臓食 、肝臓食 、糖尿食 、胃潰瘍食 、貧血食 、膵臓食 、脂質異常症食 、痛風食 、てんかん食 、フェニールケトン尿症食、楓糖尿症食、ホモシスチン尿症食、ガラクトース血症食、治療乳 、無菌食、小児食物アレルギー食(入院栄養食事指導料に限る。) 、特別な場合の検査食(単なる流動食及び軟食を除く。)等17食あります。こうした食への対応を十分にするためには臨床栄養科現場での適正な栄養士の配置が必要となります。また、現状の全国的な栄養士の不足の上で将来に向けた現状の改善をどのように考えるか以下2点について伺います。
(1) 民間委託選考に関して栄養士確保の為の安全な条件設定ができるのか伺います。
(2) 現状の委託に丸投げではなく、入院患者の適正な食事提供のための栄養士の確保問題について病院としてどう考えていかれるのか伺います。