令和元年11月定例会
令和元年12月5日 (一般質問)
鈴木岳幸 (市民クラブ)
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(1) 無電柱化の推進について
(2) 日本酒振興について
標題1:無電柱化の推進について
電気は、我々の生活にとって、必要不可欠のものであり、ひとたび停電が起これば、その影響は甚大なものであります。時には生命の危機に直結する事もあります。その電気を運ぶのが、電柱であります。
現在、全国において、3500万本以上の電柱があり、今でも年間7万本づつ増え続けております。ただ、電柱は、自然災害に対して弱い面があり、先の台風15号の際には、1990本の電柱が壊れて、93万戸が停電、台風19号の際には、1240本が壊れて52万戸が停電しました。また、交通の妨げになったり、景観面も損ねるなどの点も指摘されています。こうしたことから、電線を地中に埋設する無電柱化の機運が高まっております。
海外の都市は無電柱化率が90%を超えている所も多く、パリやロンドンや香港は100%となっています。国交省ではかねてより、無電柱化を推進するとしておりますが、東京23区でもいまだ7%にとどまっております。お隣の静岡市でも4%、高速道路を除く一般道だけで見ると2%だけとなっています。無電柱化には多額のコストがかかりますが、メリットも大変に大きいため、関連する項目について、以下お尋ねします。
(1) 藤枝市内で近年、電柱倒壊や電線断線による電力への被害はあったか、また、電柱に起因する交通被害等はあったか、またその後の対策は図られたか、伺います。
(2) 無電柱化を行っている地区、これから計画している地区はどれほどあるか、無電柱化率は何%か、伺います。
(3) 藤枝市では、緊急輸送道路には、新規に電柱を設置しないという事を、決めております。その他の道路にも広げる事を検討するということでしたが、現在の考えを伺います。
標題2:日本酒振興について
藤枝市は、市内に4つの酒蔵がある、国内でも有数の酒どころであります。大変おいしいお酒ばかりで、日本酒通には一目置かれる酒蔵ばかりです。
しかし、この大変おいしいお酒も、日常的に口にするという事は少ないと感じます。若者の酒ばなれや多種多様なアルコール飲料の販売など、理由は様々ありますが、それでも、藤枝のこの誇るべき日本酒を、多くの方に味わっていただきたいと考え、そのために、関連する以下の項目について、お尋ねいたします。
(1) 藤枝市内の酒蔵の日本酒について、市として支援策、振興策は図られているか、伺います。
(2) 今年の1月には、藤枝駅の南口で、『ふじえだ美酒マルシェ』が開催されましたが、このような藤枝市内の日本酒に親しんでいただくようなイベントを定期的に、または中長期間で開催する事はできないか、伺います。
(3) 話題作りの意味も込めて、日本酒振興条例や、乾杯条例などを制定している自治体も多くありますが、藤枝市ではそのような条例制定を検討したことはあるか、また、今後制定する事ができるか、伺います。
(4) 藤枝市内の日本酒の、今後の振興策について、伺います。