令和2年藤枝市議会定例会11月定例月議会
令和2年12月3日 (一般質問)
増田克彦
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(1) プラスチックごみ低減への取組について
(2) 二酸化炭素排出量低減への取組について
標題1:プラスチックごみ低減への取組について
日常生活のあらゆる場面で使われるプラスチックが、プラスチックごみとして海洋環境を汚染し、海鳥やウミガメ、魚などの様々な生きものに影響を与えています。海洋プラスチックごみの問題は、どこか遠くで起きているものではなく、私たちの日常生活と密接につながっています。2050年の海は、魚よりもごみのほうが多くなるかもしれないとも言われており、プラスチックごみの低減は地球市民の喫緊の課題となっています。今年から実施された店舗におけるレジ袋の有料化は一つの方策ですが、抜本的な対策とはなり得ていません。
ここでは、本市におけるプラスチックごみ低減への取組について伺います。
[1]本市における、家庭から排出されるプラスチックごみの総量、及びリサイクル率の動向を伺います。
[2]プラスチックごみ低減のために、市としてどのような取組をしているか伺います。
[3]プラスチックストロー、ペットボトルなど個別のプラスチック品目について施策の予定があるか伺います。
[4]神奈川県鎌倉市が「かまくらプラごみゼロ宣言」を表明するなど、全国の多くの自治体で同様のプラスチックごみ低減のキャンペーンを行っています。環境日本一を掲げる本市としても同様の宣言をしてプラスチックごみ削減を推進すべきと考えますが、当局としてのお考えを伺います。
標題2:二酸化炭素排出量低減への取組について
菅首相は10月26日、就任後初の所信表明演説で「我が国は2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、すなわち2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指すことをここに宣言する」と表明しました。
一方、アメリカ合衆国では温暖化対策に後ろ向きだったトランプ大統領に代わるバイデン氏が、気候変動政策をまとめた「バイデン計画」を掲げて選挙を戦いました。パリ協定復帰はもちろん、2050年までのカーボンニュートラルの達成をビジョンとしています。また中国では習近平主席が9月22日に2060年までの、韓国でも文在寅大統領が10月28日に2050年までのカーボンニュートラルを宣言しています。このように、ここへ来て地球温暖化に対する各国の姿勢が顕著になってまいりました。特にアメリカ・中国のエネルギー消費大国がカーボンニュートラルへ舵を切ることは地球環境に対する光明となると思います。日本でも待ったなしの改革が求められることになります。
ここでは、本市における二酸化炭素排出量低減の取組の現状と今後の展望について伺います。
[1]「藤枝市地域エネルギービジョン実施計画」における“地域資源を活かした新エネルギーの導入促進と省エネルギーの促進”についての現状を伺います。
@「新エネルギープロジェクト」の進捗を伺います。
A「まちづくりプロジェクト」の進捗を伺います。
B「啓発プロジェクト」の進捗を伺います。
[2]「藤枝市環境基本(後期)計画」における“地球温暖化対策の推進”及び“地球環境を守る暮らしの実現”について二酸化炭素排出の側面からの現状を伺います。
@同計画中の“環境指標”に関する達成度をどうとらえているか伺います。
A行政・市民・事業者それぞれの地球温暖化対策及び省エネルギーへの取組に関して同計画の進捗を伺います。