令和2年藤枝市議会定例会11月定例月議会
令和2年12月4日 (一般質問)
植田裕明 (藤新会)
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(1) 市内医療機関の現状と市立総合病院の次年度戦略について
(2) 南海トラフ巨大地震への備えについて
標題1:市内医療機関の現状と市立総合病院の次年度戦略について
新型コロナウイルスの感染者増大で、第三波到来との報道がなされており、本市でも累積感染者数が二桁を越えました。こうした状況でもっとも懸念されるのが医療現場で、報道などでは、本年、ずっと叫ばれてきた医療崩壊につながりかねないと口にする専門家もおります。本市における医療機関の現状と市立総合病院の現状と次年度への展開について、以下お伺いいたします。
(1) 市内各医療機関の現状はどのようなものか
コロナ禍により受診控えなどから、全国的に医療機関の経営が厳しい状況に陥っているという報道が何度もされてきました。本市における各医療機関の現状はどのようなものでしょうか。
(2) 市立総合病院の現況
6月、9月の定例月議会で議論のありました市立総合病院の現状ですが、現時点における状況はどのようなものでしょうか。
(3) 市立総合病院の次年度予算編成の概要と戦略
コロナ禍という状況の中での病院事業の次年度予算編成と次年度戦略はたいへん厳しいものと想定されますが、どのようなものか方針についてお伺いいたします。
標題2:南海トラフ巨大地震への備えについて
コロナ禍により、やや意識が薄れがちな側面も否めませんが、今後30年以内に発生する確率は70%以上とされる南海トラフ巨大地震については、あらためて危機意識の高揚が必要と考えますので、以下お伺いいたします。
(1) 市民の危機意識をどのように捉えているか
8月末に実施された各自主防災会での総合防災訓練は三密を避けるため、従来の訓練に変え、家庭内の防災対策といたしました。また、12月6日は地域防災訓練の日で、感染防止に努めた上で各自主防災会で実施することとなっておりますが、従来どおりの訓練は難しいものと想定されます。
市民の防災減災に対しての意識低下は絶対に避けなければなりませんが、当局は市民の危機意識をどのように捉えているでしょうか。
(2) 東日本大震災から10年の節目、改めて危機意識を高めてはどうか
あまりに衝撃的な映像に言葉も出なかった東日本大震災。しかし時の経過は、やはり、いかに強烈だった印象も、次第に風化してゆく点は致し方ないこととはいえ、否めないものと思います。
来年3月11日は、ちょうど10年という節目を迎えます。南海トラフ巨大地震の懸念が高い本市としても、こうした機会を捉え、改めて危機意識を高め、市民に対して地震への備えを高めるよう指導すべきと考えますが、当局のお考えはどのようなものでしょうか。
(3) 地震対策事業をさらに推進してはどうか
住宅内部耐震対策、災害時家具転倒防止、感震ブレーカー等設置推進の各事業はたいへん優れたものと考えますが、9月の決算特別委員会でも明らかになったように、年々、件数が減っております。本年度の現状と今後の方針はどのように進めるお考えでしょうか。