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質問通告内容

会議名

令和3年藤枝市議会定例会2月定例月議会

質問日

令和3年2月26日 (一般質問)

議員名

八木勝
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通告内容

(1) 本市における水資源の現状とその未来について

質問要旨

標題1:本市における水資源の現状とその未来について

 私は以前より「水」について関心があり、上水道や河川等の質問をさせていただいてきました。先輩議員の皆様におかれましても様々な観点から「水」の問題を取り上げてくださっております。中でも『中央新幹線建設における大井川水系の水資源の保全』に関しましては市議会でも令和元年に意見書を提出したところであります。
 本市においても、北村市長をはじめ、執行部の関心と理解は流域のどのまちより先を行っていると、近年の大石議員や石井議員の一般質問や、当会派岡村代表の代表質問の回答から感じ取れました。
 本年の1月28日の市長定例記者会見では「住民の同意がなければ工事は認められないとの従来の知事の主張と同じだと受け止めている」とはっきりと言ってくださいました。
 リニアと水の関連においては、昨年末の県議会常任委員会における質疑状況を見ても様々な議論がされていることに安心を感じたところでもあります。
 私たちは、「水」はあって当たり前。水道をひねれば出るもの。井戸を掘れば湧き出すし、市内の住宅周辺を流れる用水路にはほぼ一年中水が流れています。生きとし生けるものの命を養い、心を潤す水。その水がある日突然出なくなったら、干上がってしまったら、藤枝市に住む私たちの暮らしの存続はありえないのではないでしょうか。
 令和元年11月定例会にて市長が石井議員の質問に対し、「大井川の表流水や伏流水、さらには地下水は、農業用水を初めとして、工業用水や電力用水など私たちの生活の生命線で絶対に欠かすことのできないかけがえのないもの」更には「南アルプスを水源とした市民の飲料水を初め、製薬会社や酒蔵など多くの企業や事業者の利用のこと」、「大井川の流量の減少や、水質の悪化」など「市民生活だけでなく、地域の経済活動にも深刻な問題を直接及ぼす」と、回答くださっておりました。
 これまで様々な方から大きな枠として「大井川流域の水」に関する問題・意見を伺いました。そんな中で、今回は「本市」が利用する「水」についての現状や、今後の想定・課題について以下4点伺います。

(1) 本市が利用している各分野の使用量及び値段の現状をまず伺います。
  (生活・農業・工業・発電等  地下水使用量と井戸の深さ平均)

(2) リニア南アルプストンネル工事により、毎秒2トン(3トン)減水とJR東海が公表しており、工事中はもとより全量戻しは叶わず、どれだけの水を戻せるかJR東海側から示されておりません。そこで本市として、大井川の湧き水(表流水+地下水)が毎秒2トン減るという前提でそれが、水道水・農業用水・工業用水にどの程度影響してくるかシミュレーションしておく必要があると考えますが、現状はいかがか伺います。

(3) 昨年末から年始にかけて県内はもとより、市内の中小河川の渇水が目立っていたが、その点について本市はどのように把握しているか伺います。

(4) 2月7日に配信された「第8回リニア中央新幹線静岡工区有識者会議」はご覧になった方もいると思います。いくつかの質問があり、会議として回答できかねる点もありました。県が求めている会議の全面公開、座長コメントの見直し等について本市としての考えを伺います。

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