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質問通告内容

会議名

令和3年藤枝市議会定例会2月定例月議会

質問日

令和3年2月26日 (一般質問)

議員名

川島美希子 (市民クラブ)
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通告内容

(1) 男女共同参画の視点による防災対策の必要性について

質問要旨

標題1:男女共同参画の視点による防災対策の必要性について

 男女共同参画社会のイメージは、男性も女性も、意欲に応じてあらゆる分野で活躍できる社会です。地域においては、男女が共に主体的に地域活動やボランティアに参画することで地域コミュニティーが強化され、地域力の向上が実現します。一言で男女共同参画社会を目指すとは言っても、現実は理想論的な部分も多く、社会が変わるためには意識改革はもちろんの事、実行に結びつけていく行動力とその継続が求められています。中でも地域においての男女共同参画は、対象が広いだけに実行することも多くなります。その中の一つの地域防災について取り上げます。
 記憶の中にあるのは、学生時代に学校で行った防災訓練や、地域の防災訓練です。思い起こせばもっと真剣味を持って取り組むべきであったと今は反省の念です。私自身、東日本大震災の映像を見て以来、命を守るため何をすべきか、特にわが子の身の安全確保はどうすべきか不安を大きく感じています。
 東日本大震災、熊本地震と言った大地震に加えて、西日本豪雨のような想定を大きく上回る大雨による水害は、気候変動によるものであり、今後震災に加え水害の対策も必要となりました。そこで、私たちは過去の大規模災害の経験から多くを学び、防災を強化すべき点があることは明確であり、更にウイルス対策も加わり防災のあり方も変わる中、見直しの時期になっています。
 昨年、内閣府男女共同参画局にて「男女共同参画の視点からの防災・復興ガイドライン」が示されました。そこには「男女共同参画からの視点では、人口減少、少子高齢化が進む中、被災地での人材確保という点でも、防災、復興の現場においての女性の活躍は重要であり、また女性と男性が災害から受ける影響の違いに配慮するという点から、女性の視点からの災害対応も行われることが、災害に強い社会の実現にとって必要」と記されています。
 そこでここでは女性の視点を取り入れた防災対策について、以下の質問を致します。

(1) 男女共同参画の必要性について、本市のお考えを伺います。

(2) 本市では新型コロナウイルス感染症等の対策を踏まえた避難所開設訓練を令和2年8月に高洲中学校にて行われました。その時の自治会の防災に関係する役員と、その役割について伺います。

(3) 令和2年5月に内閣府男女共同参画局から「男女共同参画の視点からの防災・復興ガイドライン」が示されましたが、このガイドラインについて、本市としてのお考えを伺います。

(4) 男女共同参画の推進への期待が高まるところですが、今後さらに女性が防災に関わっていけるような取り組みについて伺います。

(5) 国内の過去の災害において、避難所にて性被害、性暴力が発生したことが明らかになっています。詳細は耳を疑うような内容です。避難所における女性や子供など弱者に対する安全確保についてどのような対策をお考えか伺います。

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