令和3年藤枝市議会定例会6月定例月議会
令和3年6月15日 (一般質問)
八木勝
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(1) 中小・小規模事業者のSDGs推進の支援について
(2) 高齢者雇用の促進について
標題1:中小・小規模事業者のSDGs推進の支援について
本市は、昨年8月に、藤枝商工会議所・岡部町商工会・静岡産業大学及び三井住友海上火災保険株式会社と「SDGs推進に関する包括連携協定」を締結されました。
また、第2期ふじえだ健康都市創生総合戦略及び第6次藤枝市総合計画において、SDGsの17のゴールに貢献する「藤枝市独自の目標(ローカルSDGs)」を設定し、地方創生の一層の充実・深化とともに、その達成を目指すこととしました。
その中で、“スマート・コンパクトシティ”を形成し、産業・くらし・働き方に“変革”を起こす独自のSociety5.0(ソサエティ5.0)を推進することにより、「力強い経済」、「安全・安心な社会」、「優しい環境」の視点からローカルSDGsを実現するとしています。
さらに、総合計画の各政策とローカルSDGsの各目標との対応を明確にしています。
以上を踏まえ、以下3点について伺います。
(1) 様々な観点で先輩議員からも過去に質問がありましたがここでは、地方自治体としてのSDGs達成に向けてのご認識を改めて伺います。
(2) 第2期創生総合戦略、今年度スタートした第6次総合計画の推進にあたり、ローカルSDGsをどのように実現されていくのか伺います。
(3) 現時点で、SDGs経営の取組みが市内の中小企業に広く浸透していないように思えます。特に事業所の大半を占める小規模事業者を含む産業分野におけるSDGsの取組みについて、市として企業に対しどう推進し、どう支援・検証されていくのか伺います。
標題2:高齢者雇用の促進について
本年4月1日より改正高年齢者雇用安定法が施行され、65歳までの雇用確保義務に加えて、70歳までの就業機会の確保が求められるようになりました。
企業には、70歳までの定年引上げや定年廃止のほか、継続任用制度や業務委託契約制度の導入、社会貢献事業への従事制度などの導入が求められます。
市内事業所をみても、人手不足とあいまって、従業員の経験や技能を貴重な人的資源として、長期に雇用し続けている実情が多く見受けられます。
一方で、高齢者雇用に関する制度が未整備であったり、基準が曖昧なままの事業所もあるものと思われます。
併せて、高齢者雇用が進むことに伴い、シルバー人材センターなどへの参加者、地域での担い手やボランティアが相対的に少なくなることが考えられます。
超高齢社会を迎える中で、高齢者への支援については、介護予防や健康促進など生活支援とともに、生きがいや、やりがいを求める高齢者が社会に参画し続け、活躍する環境づくりが重要であると考える中で、以下3点ほど伺います。
(1) 情報誌ふじえ〜ら2月号に掲載された「高齢者が活躍するまちづくり」について、その姿をどのように描き、どのように取り組まれるか伺います。
(2) 市内事業者は、労働力の確保が課題になる一方で、継続雇用制度の認識・導入が進んでいないと思われます。高齢者が安心して雇用され、「現役」として活躍し続けていただくために、理解促進や支援をどのように進められるか伺います。
(3) シルバー人材センターや地域社会の役割やあり方の変化をどのように捉え、対応されていくのかについても伺います。