令和3年藤枝市議会定例会6月定例月議会
令和3年6月16日 (一般質問)
神戸好伸 (藤新会)
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(1) GIGAスクール構想について
(2) 指定管理者について
標題1:GIGAスクール構想について
Global and Innovation Gateway for AllとはGIGAです。ご存じのとおりGIGAスクール構想です。児童生徒向けの1人1台端末と、高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備するための経費が組み込まれ、更に新型コロナウイルス感染症緊急経済対策としての昨年度補正予算により、市内の小学校・中学校の全ての生徒に1人1台のPC端末タブレットが短期間に導入されました。
今一度「GIGAスクール構想」とは、 「児童・生徒向けの1人1台端末と、高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備し、特別な支援を必要とするこどもを含め、多様な子どもたちを誰一人取り残すことのなく、公正に個別最適化され、創造性を育む教育を、持続的に実現させる構想」 です。
さて、これらを構成するのは、先ずH/WのPC端末タブレットやLAN環境、大容量の通信ネットワーク、ツールとしてのS/Wでは、デジタル教科書、文章作成やプレゼンソフト、QRコード辞典や調べもの学習、英語動画や科学動画など、また教員用としては指導要領、出欠管理、成績管理、児童・生徒の健康管理等、他さまざまな今後に創造が生まれる構成となっている事と思います。
このような中、藤枝市では7月末の夏休みから、端末タブレットを自宅に持ち帰り学習が出来るようになると聞いております。「学校でのGIGAスクール環境は整っているものの、自宅では大容量の通信が可能か?」と通信会社のソリューションを主に担当してきました、私の現役時代の癖が出てしまい脳裏をよぎった訳であります。
現在の市中における通信の手段としては、黒電話がついていた一般電話回線、DATAが送れるINS64、ADSLそして、ひかり回線による電話・DATA通信と、更に携帯電話等の無線通信回線となっております。今後、INS64もADSLも2024年頃にはサービスが廃止となり、一般電話回線とフレッツ光、無線通信だけとなっていく様です。
さて、今一度問題視したいのは、児童生徒が持ち帰った端末タブレットが全家庭で通信が出来るかという事です。スタンドアローン的な使い方は全く問題はありませんが、クラウドHOSTにアクセスしての学習等、通信を必要とするアプリケーションは、公平な学習ができなくなる恐れがあるという事です。
以上のようなGIGAスクール構想における市内の通信手段について、以下質問とさせて頂きます。
(1) 児童生徒数は約12,000人、昨年行われたアンケートでは、インターネット環境の無い家庭は820軒と聞いております。それら家庭にはどのように対処するのか伺います。
(2) クラウドHOSTへのアクセスにあたり、セキュリティーはどのようになっているのか伺います。
(3) 家庭からの利用にあたり、ヘルプデスクはどのようになっているのか伺います。
(4) 保守またはメンテナンス契約はどのようになっているのか伺います。
標題2:指定管理者について
毎年2月になりますと静岡県野球連盟藤枝支部様から、年度総会のご案内が届いていました。今年も楽しみにしておりましたが、新型コロナの感染防止の為、縮小規模での開催となり案内は、差し控えさせて頂きましたと、後日総会の資料を頂きました。本一般質問は、この時頂いた役員からの悲鳴とも思えるお話から始まっております。今年の春先の事です。
それは、今年のゴールデンウイーク明けから「第41回 高円宮賜杯 全日本学童軟式野球大会」が開催され県下から野球少年が集まるとの事。しかし球場の修繕を要求してもお金がない、予算が無いと繰り返すばかり、全く修繕されていないとの事。
書面での内容を確認すると、総合運動公園野球場では
@グラウンドの“土”が風雨による飛散や流出の為か、ベースが浮き上がっている状態、非常に危険である。
Aホームプレートも盛り上がった状態でボールの方向が変わってしまい危険である。
Bマウンドが低くなりまた、投手板が反りあがり交換が必要である。
Cロングヒットで転がっていくボールは外野フェンスの下を抜けホームランいやこの場合はエンタイトル2ベースとなってしまう。
D得点ボードの一部が不点灯で使えない。
E散水栓の取り付け位置が深く、着装に時間がかかってしまう。
Fグラウンド出入口の門扉が流れた“土”で開かない。
市民グラウンドでは
@グラウンドの“土”が風雨による飛散や流出の為か、ベースが浮き上がっている状態、非常に危険。
Aマウンドが低く“土”が足りない。
Bロングヒットで転がっていくボールは外野フェンスの下を抜けホームランいやこの場合はエンタイトル2ベースとなってしまう。
C得点ボードが脱色し、また一部が表示されないので使えない。
D外野樹木の太い枝がグラウンド内に伸びている。出ている枝に当って、外野を転々と・・・。
このような状態でした。野球の試合では、極めてあってはならない、補修を行わなければならないものです。
その後、大会までにはスポーツ振興課に、ご苦労され修繕の運びとなり開催出来ましたが、これら施設は指定管理者により管理運営をされている設備であります。以下について質問致します。
(1) 球場に係る管理業務の仕様書には、言葉は違うでしょうが、“野球の出来る状態を維持管理する事”との項目が有るのか伺います。
(2) 球場の状態が急峻に一挙に修繕を要するところが発生したとは考えにくいのですが如何でしょうか伺います。
(3) 指定管理者の業務については、「藤枝市公の施設に係るモニタリング」という業務を確認する行為が有りますが、特に施設修繕の扱いは、どのような行為をされているのか伺います。
(4) 指定管理者が施設を運営管理し、当局担当課が毎年指導評価し、3年に一度当ればモニタリングにより二次評価されるという、万全な構図と思いますが、何故このような状況になってしまっていたのか、何処に原因があると考えるか伺います。