令和3年藤枝市議会定例会9月定例月議会
令和3年9月7日 (一般質問)
大石保幸 (公明党)
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(1) 公園等の利用向上について
標題1:公園等の利用向上について
第6次藤枝市総合計画の中で、公園については「子供から高齢者まで様々な世代の利用を促すため、都市計画マスタープランや緑の基本計画に基づき、各地域における都市公園の整備やふれあい広場の充実を図るとともに、地域の特性に応じた公園の利活用を検討します。」と記されています。
特に蓮華寺池公園においては、総合計画の中で年間の入り込み客数を現在より約20万人増の173万人を目標に設定をしているところでもあります。
この蓮華寺池公園をはじめ市内の公園が、今以上に様々な世代や障がいの有無に関わらず「誰もが遊べて、誰もが楽しめる」公園となることを願うとともに、「共生社会の実現」を掲げてパラリンピックが開催されたところでもありますので、パラリンピックのレガシー(遺産)として、様々な世代の利用を促そうとしている公園からスタートされてはどうかと思います。以下伺います。
(1) UD(ユニバーサルデザイン)遊具の導入について
障がいの有無に関係なく誰もが一緒に遊べるように設計された公園のことを「インクルーシブ公園」と言うそうです。
インクルーシブとは「包み込む」とも訳され、誰も排除しない社会を目指す考え方で、「誰一人取り残さない」ことをテーマとしているSDGsと共通しているといえます。
公園全体を一気に「誰もが遊べて、誰もが楽しめる」公園にしていくことは難しいですが、ユニバーサルデザインの遊具を設置していくことは出来るのではないかと思います。
国内初のインクルーシブ公園は昨年3月にオープンした都立砧公園内の「みんなのひろば」といわれていますが、そこには3種類のブランコがあり背もたれが無いと座っていられなかったり、体を支える力が弱い子供でも楽しめるようになっています。また、車いすから乗り降りしやすい遊具なども導入されています。
共生社会への取り組みの一つとしてユニバーサルデザイン遊具を、まずは近隣公園において遊具を更新するタイミングで一つからでも導入されてはいかがかと思いますので、お考えを伺います。
(2) 公園トイレの整備について
ユニバーサルデザイン遊具の導入を推進するとともに、公園トイレの整備においても計画的に進めていただきたいと思いますので、共生社会におけるトイレのあり方について、ご所見を伺います。
(3) 公園情報発信アプリの導入について
子育てに力を入れている藤枝市ですが、公園情報を発信するスマートフォン用のアプリケーションを導入されてはいかがかと思います。
どの公園にどの様な遊具があるのか、さらに障がいを持っているお子さんを外で遊ばせたいと思った時にユニバーサルデザイン遊具が設置されている公園はどこなのかを調べることが出来れば、とても助かると思います。
この様なことを掲載しているアプリケーションについて調べてみたところ、既にいくつかの自治体で導入されているものが存在していました。
このアプリケーションは導入するにあたっての費用がゼロとのことであり、導入した自治体の声や事例も紹介をしていただきました。
本市では、すでに子育てに関連するアプリを導入してはいますが、うまくリンク出来ればとも思いますので、お考えを伺います。