令和3年藤枝市議会定例会11月定例月議会
令和3年12月1日 (一般質問)
八木勝
録画を再生
(1) 健康対策・カーボンニュートラルと建築物省エネ法の改正について
(2) 本市の企業誘致と立地の今後について
標題1:健康対策・カーボンニュートラルと建築物省エネ法の改正について
政府は、2050年カーボンニュートラル宣言、そして2030年度46%削減というトップダウン型の目標を示し、資源エネルギー庁による第6次エネルギー基本計画、環境省による地球温暖化対策計画が、10月22日に閣議決定されたところです。
本市においても第6次総合計画政策6−1にて地球温暖化対策の推進を掲げているところでもあります。
こうした中、改正された「建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律」いわゆる「改正建築物省エネ法」の施行によって、建築主に300u以上の住宅のエネルギー消費性能の届出義務や、建築士に「300u未満の新戸建て住宅を含む建築物の施主へのエネルギー消費性能」の説明義務が課されました。
これから寒い季節になるにつれ、入浴中の事故や、入浴中の死亡数はその他の時期と比べ何倍にもなっていきます。昨年度本市でも61件の「入浴時の救急搬送」があったと伺っています。そのうちの7件は心肺停止になっており、1・2月には4件と件数も比較的多くなり、特に冬場の入浴事故には、「温度差」が引き起こすヒートショックの影響が大きいと推測されます。法改正により、建築物への性能の見直しや備えるべき性能の確保も含め、現状や課題、そして今後の取り組みについて以下4点伺います。
(1) 改正建築物省エネ法の施行概要及び届出における2020年度の適合率はどのようになっているか伺います。
(2) 上記に伴いZEH(ぜっち)(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)支援事業を環境省や、経産省等が勧めているが、本市の「省エネルギー住宅整備費補助金」制度利用も含め、どのくらいの申請件数があったか伺います。
(3) 健康・予防の観点から、入浴時のヒートショック対策についてどのように考えているか現状の取組を伺います。
(4) 住宅の断熱対策を含めたヒートショック対策について、横断的に他部局との連携についてどのようにお考えか伺います。
標題2:本市の企業誘致と立地の今後について
まちづくりの重要な展望を示す藤枝市第6次総合計画、基本構想の理念でもある「“幸せになるまち”藤枝づくり〜まち・自然・文化と共生 未来へ飛躍〜」が策定され、温かくそしてワクワクするようなスタートを切りました。
7つの基本目標があり、2番3番4番5番更には7番に関連した企業の誘致・立地について今回テーマに上げさせていただきました。
人口減少や、雇用の確保、子育て教育や、定住、街の魅力。どれをとっても課題が山積しております。このまちに住み、子育てをし、その子供たちが学びそして就職する。外へ出ても戻ってきて働くことのできる環境の確保。これこそが理想の形だと考えます。近年では、岡部地区・高田地区での大規模な企業誘致と立地に成功し、今後が楽しみなところであります。
本市の魅力については、「第2次藤枝市企業立地推進ビジョン」の数値目標に対する実績を見れば一目瞭然です。令和2年度末までの数値目標は、企業訪問実施1000社、誘致企業20社、新規雇用者数500人に対し、実績は企業訪問実施922社、誘致企業45社、新規雇用者数849人と、輝かしい実績を上げているところです。
現在も本市に工場や本社の移転をしたいという声を多く聞くところでありますが、ホームページ等でも候補地情報が一旦落ち着いているのも現状です。
土地利用の観点からは農地や、都市基盤の整備、今後の雇用の確保や、法人税収入等も含め、現在の状況と今後の課題について、以下2点ほど伺います。
(1) これまでに素晴らしい実績を上げていますが、その評価と要因を伺います。
(2) 第3次藤枝市企業立地推進ビジョンがスタートした中、現時点での問題・課題について伺います。