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質問通告内容

会議名

令和4年藤枝市議会定例会6月定例月議会

質問日

令和4年6月15日 (一般質問)

議員名

植田裕明 (藤新会)
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通告内容

(1) 南海トラフ巨大地震への備え
(2) CCRCの活用について
 〜大都市居住高齢者の地方移住〜

質問要旨

標題1:標題南海トラフ巨大地震への備え

 3年目を迎えたコロナ禍のなかで、市民の意識が薄れているのも仕方ないことかもしれませんが、決して忘れてはならないことが、「南海トラフ巨大地震」と考えております。国の見解では、向こう30年の間に起こる確率は70%以上としており、この備えは非常に重要と考えておりますので、以下3点についてお伺いいたします。

(1) 南海トラフ巨大地震に対する本市の基本的考え
 かつて、予知できる唯一の地震として単独で発生するといわれた東海地震ですが、こんにちでは否定され、必ず連動して起こる南海トラフ巨大地震の一括りとして位置づけられました。南海トラフ巨大地震に対する本市の基本的考え、備えについて、どのように捉えているでしょうか。

(2) わが家の地震対策3本柱の現状をどう捉えているか
 わが家の地震対策3 本柱として、「わが家の耐震化」「家具の転倒防止」「非常用品の備蓄」など、本市の地震対策、防災・減災の施策はたいへん先進的である上に、助成制度も手厚いものとして、高く評価しております。
 しかしながら、家具転倒防止、感震ブレーカー等の申請件数も年々減ってきており、住宅内部耐震化(屋内シェルター・防災ベッド)も件数がほとんど伸びていないのが現状です。当局はこうした状況をどのように捉えているでしょうか。

(3) 今後、防災減災の周知啓発をどうしてゆくか
 防災減災は、行政と市民が協働して行うことが何より重要です。今後、周知啓発、危機意識の醸成をどう進められるのか、当局の見解を求めます。

標題2:標題CCRCの活用について
 〜大都市居住高齢者の地方移住〜

 CCRCとは「Continuing(継続) Care Retirement (退職) Community」の略称で、1970年代頃からアメリカで普及しはじめた、高齢者が健康なときから介護に至るまで継続的なケアが提供される生活共同体のことをいいます。
 日本版CCRC構想は、アメリカでのCCRCの受け売りではなく、首都圏をはじめとする高齢者が、地方に移り住み、その地域社会において健康で快活な生活を送るとともに、医療や介護が必要な時には継続的にケアを受けられるような地域づくりをめざすものです。以下、この点について伺います。

(1) 本市のCCRC に対する基本的姿勢
 CCRCは、国が進める「まち・ひと・しごと創生」の一角を担うもので、地方創生の目玉ともなりうる、と評価する有識者もおります。
 本市におけるCCRCに対する基本的な考えや姿勢はどのようなものでしょうか。
 当局のご所見についてお聞かせ願います。

(2) 中心市街地活性化での実証実験はどうであったか
 令和2年度藤枝市行政サービス評価委員会の地方創生事業( 推進交付金) 事業総括表に、「地方創生推進交付金藤枝版コンパクト+ ネットワーク型CCRC高齢者が活躍するまちづくり」として、中心市街地活化推進課が、「お試し移住事業」「街なか多世代交流推進事業」を実施したことが記載されておりますが、この事業効果はどのようなものだったでしょうか。

(3) 空き家対策に活用できないか
 本市では、本年度から、住まい戦略課を新設し、本格的に空き家対策に乗り出しました。全国的に問題化している点からも、大いに期待するところです。
 空き家対策は、過疎化が進む中山間地域から始まった経緯がありますが、最近では昭和40年代から50年代に造成された市街地の団地等において、多くの空き家が見受けられてきており、今後、深刻さが増すものと思われます。CCRCを活用して空き家対策を進められないものかと考えるところですが、いかがお考えでしょうか。

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