令和4年藤枝市議会定例会6月定例月議会
令和4年6月15日 (一般質問)
岡村好男 (藤のまち未来)
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(1) 介護施策と市民の健康推進について
標題1:介護施策と市民の健康推進について
新型コロナウイルス感染症の拡大がはじまってから2年余が過ぎました。ウイルスとの戦いは一進一退を繰り返し残念ながら未だ終息の兆しが見えていません。
こうした中で高齢者を取り巻く福祉、とりわけ介護環境は極めて厳しくコロナ禍の下、地域コミュニティが著しく低下する中で「孤立」が深まり、先々の介護施策、施設能力等々に多くの高齢者の皆さんは不安を抱いております。
一方で新型コロナウイルス感染症の影響により、診察や健康診断(人間ドック)、がん検診等を控える、いわゆる「受診控え」が社会問題となり、今後、市民の健康への影響が心配されます。
こういった問題、課題に対して、ウイズコロナ、アフターコロナを見据え本市の具体的な対応について以下健康福祉部関連4点、病院関連4点について伺います。
(1) コロナ禍の下、デイサービスなど通所系介護がクラスターの発生等により利用制限されたが、現在の状況を伺う。
(2) 現状の特別養護老人ホーム等の介護施設待機者は事前の調査では、約350名いると聞くが、この内容と対策について伺う。
(3) 藤枝市立総合病院の第3次中期経営計画において、急性期治療後に回復期在宅医療にスムーズに移行できる体制の構築に取り組むとしているが、この進捗状況を伺う。
(4) 2025年には、国民の4人に1人が75歳以上になるという超高齢者社会が到来する中、本市の対応と介護施策の方向性について伺う。
(5) 藤枝市の最近の特定健康診査の受診件数について事前の調査では受診率が令和元年度の48.4%に対して、令和2年度35.3%、令和3年度も36.0%と、非常に低下している。本市は「健康予防日本一」、「早期発見・早期治療」を標榜して、県内屈指の受診率を誇っていたが残念です。コロナウイルス感染症が大きな要因と理解しつつも、改めて受診率低下の原因及び今後の受診率向上についてどのような施策を考えているのか伺う。
(6) 令和3年4月に総合病院では手術支援ロボット「ダビンチ」を導入し、前立腺癌の手術について病院広報誌に掲載されたが、このロボットは具体的にはどのようなものなのか。また、メリットについても改めて伺う。
(7) 「ダビンチ」が、現在、保険診療で手術できる疾患としてどのようなものがあるのか。また、この1年間の実績を伺う。
(8) 藤枝市立総合病院では、ラピッドレスポンスカー(ドクターカー)の導入やダビンチによるロボット支援手術など、様々な新規事業に取組んでおり評価するところであります。
しかしながら、これらの事業は市民にとって専門性が高く分かりにくいところもあります。これらの病院施策について、市民に広く広報する必要があると思うが、どのような取り組みを考えているのか伺う。