藤枝市議会トップ

質問通告内容

会議名

令和4年藤枝市議会定例会11月定例月議会

質問日

令和4年12月1日 (一般質問)

議員名

川島美希子 (藤のまち未来)
録画を再生

通告内容

(1) 保育環境を充実させ「子育てするなら藤枝」を目指して
(2) 時ケ谷地区の水害の今後の対策の強化

質問要旨

標題1:保育環境を充実させ「子育てするなら藤枝」を目指して

 市長はこれまで子どもに関する支援策は、国策として統一的に進めることが重要であると答弁されています。これまでも国や県に働きかけをしていただいており、10月28日に閣議決定した「物価高克服・経済再生実現のための総合経済対策」では、少子化対策やこども・子育て支援などの強化が図られているが、まだまだ支援策は乏しい状況です。
 小規模保育施設への雇用継続や運営面での支援については、小規模保育施設は規模が小さく、在園児が1人でも定員に満たないことによって経営が大きく左右され、特に年度当初は顕著であります。園児の定員が満たない場合でも定員数を保育できる保育士の人数を確保している必要があります。年度途中にようやく定員を満たしても国の令和元年からの施策である満3歳児の無償化により、幼稚園へ転園してしまい年度を通して定員を満たすことが難しいのが現状です。
 加えて保育士不足が叫ばれる中、確保策や小規模保育施設で雇用する職員が安定的に働ける環境づくりが必要と考えます。
 また保護者の困りごとが使用済みおむつの持ち帰りです。廃棄支援についてはメディアでも話題になっており、民間団体の調査では、公立保育園で保護者に持ち帰らせている市町村は全国の4割に上り、私立でも園によっては同じ状況があります。私が確認したところでは、本市の園は処分しているのは数える程で、ほとんどは保護者が持ち帰っています。自治体によっては行政サービスの一環として公立の園で処分してくれているところもあるようですが、地域の育児を支える環境づくりは行政の務めではないかと考えます。以下の質問を致します。

(1) 6月議会の一般質問で市長は「施設が円滑に運営できるような支援の仕組みを検討していく」とご答弁されましたが、どのように検討されているのか。市として小規模保育施設に保育士の雇用を守るような経営面の支援や施策は考えられないのか、お伺いします。

(2) 保育士の確保策について市では様々な施策を展開していると思うが、どのような施策を実施しているのか、またどのような成果や課題が出ているのかお伺いします。

(3) 保護者がおむつを持ち帰っている園の現状についてお伺いします。

(4) 「子育てするなら藤枝」としてPRしている本市においても、使用済みおむつの保護者持ち帰りをやめて、市が廃棄支援に取り組んでほしいと思いますが、市の考えを伺います。

標題2:時ケ谷地区の水害の今後の対策の強化

 静岡県では、9月23日の台風15号の線状降水帯によって猛烈な雨が降り、各地で大小さまざまな被害がありました。23日の藤枝市の公式ラインを振り返って見ても、深夜にまで気象警報や自主避難所開設のお知らせなど情報発信されていました。
 被災地域は各所で報告されていますが、中でも葉梨地区の時ケ谷は、床上60件、床下98件、車両冠水160台、エアコン室外機被害72件(時ケ谷町内会調べ)と被害が大きく広範囲に渡りました。
 時ケ谷というところは、北東に葉梨川、南に大溝川が流れ、北西は山に囲まれた住宅地域です。葉梨川は一部越水し、支流である大溝川は葉梨川の水位が高くなり逆流した事で溢れ出し、山に降った水は低い住宅地へと流れ、道路は湖のように冠水しました。地形的に低く、たまった雨水は人の胸の高さまでの深さになったところも各地で確認されています。
 その中の一部の住宅においては、これまでも台風の来る度に床上、床下浸水してきた地域です。被災された住民の皆さんは、毎年台風が来るたび被災したら家を修理し、車を修理また買い替えしていたら、経済的にも精神的にも耐えがたいと悲痛な声で訴えています。
 そこで地元を代表して、以下の質問を致します。

(1) 時ケ谷地区は数年前から道路整備に合わせ水路の整備がなされていますし、大溝川へ排出するポンプは4ヵ所設置されていますが、浸水被害が発生しました。これらのポンプが23日から24日にかけての稼働状況はどうだったのか、また今回の被害を受けて新たに水路の整備とポンプについて見直すお考えがあるのか伺います。

(2) 警戒レベル4相当である土砂災害警戒情報が発表された後、葉梨地区交流センターも含め10か所の指定緊急避難場所が開設され、市の公式ラインで21時57分に市民へお知らせがありました。もっと早く開設することが出来なかったのか伺います。

(3) 葉梨川の浚渫はこれまでに何度か実施されてきたところですが、それでも今回の豪雨では著しく水位が上昇しその影響で多くの地域で浸水被害が発生しました。今後も継続的にこうした事業が行われるのか伺います

(4) 時ケ谷町内会がお願いしました臨時のゴミステーションや、消毒液配布などについては被災後はいち早く取り組んで頂きたく、今後はその仕組み作りが必要であると思いますがいかがお考えでしょうか伺います。

メニュー