令和4年藤枝市議会定例会11月定例月議会
令和4年12月2日 (一般質問)
岡村好男 (藤のまち未来)
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(1) がん対策推進都市としての更なる前進を!
標題1:がん対策推進都市としての更なる前進を!
わが国では、医療技術の高度化により、昔に比べてがんの早期発見や治療・克服が進んできていると考えられるが、厚生労働省の最新の統計によると、がんで死亡した人は全死因の26.5%に当り、依然4人に1人はがんで死亡しているという実態がありがんの死亡率も右肩上がりに上昇し、令和2年には過去最高を記録しています。
こうした中で、新型コロナ感染への危惧から、がん検診の受診者が大幅に減少する実態もあり、早期発見の遅れによる進行がんの増加が懸念されています。本市では県下に先駆けて「藤枝市がん対策推進条例」を平成31年4月1日に施行し、また藤枝市立総合病院も「がん診療連携拠点病院」としての役割を果たし、健康施策としての予防と医療施策としての診療の両面でのがん対策を強力に推進し、早や3年余が過ぎようとしています。
こうした社会情勢の中で、本市としてはさらに一歩取組を前進させて、「がん対策推進都市」として確固たる存在感を示し、また地域住民の命と安全・安心を守っていくべきであると考えており、その基盤となる市立総合病院の安定経営、新規取組も含め、次の6点について伺います。
(1)本市における最新のがんによる死亡の現状とコロナ禍における状況の変化について伺う。
(2)条例制定後における健康施策としてのがん予防面での取組と成果について伺う。
(3)条例制定後における医療施策としてのがん診療面での取組と成果について伺う。
(4)「がん」は早期発見が重要です。市立総合病院は令和4年度において、肺がん・脳血管診断の推進キャンペーンを実施されたが、その効果とまた市全体のがん検診の受診率について伺う。
(5)令和5年度の戦略方針では、「がん対策の充実・強化」「がん診療連携拠点病院としての機能充実、高度医療の提供」を、戦略的取組方針に位置づけているが、「がん対策推進都市」の前進に向けた新たな動き、高度診療の充実・強化についても伺う。
(6)市立総合病院について、コロナ重点医療機関としての空床補償により現在は黒字経営となっているが、今後の更なる医療高度化に向けた経営健全化支援について開設者である市長の考えを伺う。