藤枝市議会トップ

質問通告内容

会議名

令和4年藤枝市議会定例会11月定例月議会

質問日

令和4年12月2日 (一般質問)

議員名

大石心平 (藤新会)
録画を再生

通告内容

(1) FM 放送を用いた情報発信について

質問要旨

標題1:FM放送を用いた情報発信について

 本年の明治安田生命J3リーグにおいて本市を本拠地とする藤枝MYFCは11月13日の福島ユナイテッドFC戦を勝利で飾る事により、来期のJ2昇格をほぼ確実なもの(通告書提出時点)としました。藤枝MYFCがホームグラウンドとする本市の総合運動公園のサッカー場においても大型ビジョンの整備や屋根付きの観客席の改修が進められており、これらの完成も殊更に待ち遠しいものとなりました。
 また本市は高校サッカーにおいても藤枝東高校、藤枝明誠高校、藤枝順心高校といった複数の全国に名をはせる強豪校を擁しております。この事から本市はプロサッカーにおいても高校サッカーにおいても「蹴球都市」を名乗るにふさわしいまさに「サッカーのまち藤枝」であります。
 さらに来たる令和6年は藤枝サッカーの始まりから100年の節目の年を迎えることとなります。藤枝MYFCのJ2昇格によるスポーツ交流の活性化に伴い市外・県外からの多くの参加者や観客を呼び込む事も期待できます。9月の小林議員の一般質問における答弁にも「今後も情報発信や選手参加による地域貢献事業の機会を提供していく」とありました。この「情報発信」の面において本市にコミュニティFMを開設することはいかがとの声もあり、以下の点について伺わせて頂きます。

(1) 総務省情報流通行政局の資料によると「コミュニティ放送局」とは要約すると「市区町村の一部区域に於いて地域密着の情報を提供する目的で制度化されているFM放送局である。地域の身近な情報提供や防災・災害・避難情報に貢献できる放送局である」とあります。
 本市においても2009年4月よりFM島田にて「藤枝トピックス」の放送を開始しており、令和4年現在は平日の朝夕に8分間の「藤枝トピックス」を放送しています。また本市は民放FM局である静岡エフエム放送(K-mix)においても「Hot Heart☆Fujieda」といった毎週金曜日の午前9:30〜9:45の番組を持ち情報発信、またFM.Hi!においても「藤枝トピックス」の放送を行っていますが、これらの放送について反響はいかがでしょうか。伺います。

(2) 今現在「藤枝トピックス」や「Hot Heart☆Fujieda」などの情報発信を行っているそれぞれの情報媒体を選出した経緯などありましたらお教えください。

(3) 先の項目にあったようにコミュニティ放送局とは「防災・災害・避難情報に貢献できる放送局」でもあり、総務省も災害時の活用を推進しています。近年大規模自然災害が増え続けている中でコミュニティFMの開局を検討する自治体や地域企業は増えており、1998年には全国で100局ほどだったものが2010年には238局、2022年4月には338局となっています。本市においても2009年10月にFM島田と「災害放送に関する協定」を結んでいるかと思います。コミュニティFMの災害時の役割は地域住民の日常的な情報インフラとして機能する事で積み重ねた信頼性をもってして自治体が発表する停電・断水・救援活動等の情報を提供する事にあります。その他にも道路状況、がれき置き場や罹災証明に関する情報などコミュニティFMは暮らしに寄り添う情報の発信に活用されています。
 1995年の阪神淡路大震災では被災地域に住む外国人を対象としたコミュニティFM局が開設され、災害情報や支援情報などの提供に大きな役割を果たしたと聞いています。
 もちろん災害時の情報伝達手段は数多くありますが、コミュニティFMとして放送カバー区域を島田市、吉田町、志太・榛原の一部、エリア内人口としては約48万人が聴取できるとしているFM島田で事細かく本市におけるそれらの情報を提供出来るか否かのお考えを伺います。

(4) コミュニティFM局は県域のFM局や広域のAM局と比べ地域に根ざした情報の発信源となり、地元で開催されるイベントの発信や地域のピンポイントの天気予報、ラジオを通した町おこしへの活用も期待されております。
 島田市のFM島田でも高校サッカーではなく高校野球の実況を1回戦から4回戦までの試合を放送し、地域住民に親しまれています。FM島田は島田市が中心となって開局したコミュニティFM局で今現在は島田市が株式の12%を保有し、その他は地元企業を主として株主を形成しています。
 本市においても「蹴球都市」として本市の誇る複数の高校サッカー強豪校と藤枝MYFCの試合の実況をするなど地域住民一丸となって「サッカーのまち藤枝」をもり立てていく事が、市外または県外からのスポーツ交流による地域活性化へと繋がるのではないかと考えますがご意見を伺います。

メニュー