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質問通告内容

会議名

令和5年9月藤枝市議会定例月議会

質問日

令和5年9月8日 (一般質問)

議員名

遠藤久仁雄 (藤のまち未来)
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通告内容

(1) 県外から転入された皆様の、故郷を思う心に寄り添って
(2) 教員志願者減少の中における本市の取り組み

質問要旨

標題1:県外から転入された皆様の、故郷を思う心に寄り添って

 来年の市制70周年に向け、本市の一層の発展を願うとともに、市民の皆様にとっては市民同士の交流がより一層深まるものになって欲しいと願う。私が幼少のころ、本市の人口は僅か6万強だったと記憶している。その後市外、特に県外からの転入者が増え、現在では14万の人口を抱える志太地区の中核市となっている。
 県内の他市町から転入された方もいらっしゃいますが、同時に大勢の皆様が他県から本県に転入され、引き続き藤枝市でそれぞれの人生を歩んでいらっしゃいます。
 一人ひとりの皆様のお気持ちは千差万別でしょうが、特に年配の方がご自分の同郷の方との出会いを希望する場合は、市当局の働きかけにより出会いの機会を設けていただきたいと考え、以下の質問をする。

(1) 市は、出会いの場を提供することに努め、例えば年間何回かに割り振って、北海道や東北など地方別に開催する方法等が考えられる。今後市民から希望が出された時には検討していただけるか、市当局の考えを伺う。

標題2:教員志願者減少の中における本市の取り組み

 何か月前だっただろうか。『新学期(新学年)学級担任いない!』このような全国紙のヘッドライン(見出し)に、私の眼は釘付けになった。勿論この場合は、やむを得ず教頭や教務主任といった本来なら独自の重要な業務を任されている教員が、ピンチヒッターとして当面をしのいでいるのだ。この場合、新たに講師等が決まるまでの間は苦しい学校経営を強いられてしまう。近年急激に学校現場では、このような教員不足が生じている。
 学校現場がブラックだと風当りが強い。膨大な時間外勤務を強いられ、保護者からも批判の目を向けられることは世間でも承知のことである。気持ち良い精神状態で働けないだろう。こんな環境で自分は務まるのかと、就職選択の段階で親共々心配になっている。これでは志願者が減るのは当然であろう。
 静岡県の公立学校で働く教員は、静岡市と浜松市の政令指定都市を除き、任命権者は静岡県である。したがって採用業務に関しても一切が静岡県で行われる。だからと言って、各市町の自治体がこの状態に対して何もしなくてよいのだろうか。私は、藤枝市こそ県下の市町に先駆けてアピールしてもらいたい。本市はこれまでも自主的に『教師塾』を起ち上げ、目覚ましい実績を積み上げてきている。これを突破口にイニシアチブを取って、教員数増加に向け県に強く訴えていただきたい。以下の項目について伺う。

(1) 本市小中学校で、令和3〜5年度に於いて、新規採用後1年を待たずして退職した教員の数を伺う。
(2) 同じく令和3〜5年度中に、休暇等で現場を離れた学級担任の補充が直ちにできなかった例はあったか伺う。
(3) 同じく、令和3〜5年度中に、中学校の教科教員の代わりの教員が補充できなかった例はあったか伺う。
(4) 藤枝市が長期に渡り取り組み実績を上げている『教師塾』についてお聞きする。従前より3種類のコースが設けられていたが、その後に於いて対象者やカリキュラム等に変更があったか伺う。
(5) 『教師塾』の近年の実績について伺う。
(6) 『教師塾』の今後の役目について伺う。
(7) 個人的な思いであるが、藤枝市では以前から教育に関心が高く、その結果として教員として働いている人数が多いと感じている。これを証明するようなデータはお持ちか伺う。
(8) 市長・教育長には、それぞれの立場で県あるいは教育機関等に対し、強く訴えかけ、志願者増加に努めていただきたいが如何か。

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