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質問通告内容

会議名

令和5年11月藤枝市議会定例月議会

質問日

令和5年11月29日 (一般質問)

議員名

植田裕明 (藤新会)
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通告内容

(1) 藤枝の鉄道遺産のさらなる活用を求めて 〜駿遠線跡を活かしてみてはどうか〜
(2) 北村市政4期16年の総括と次年度予算案の概要について

質問要旨

標題1:藤枝の鉄道遺産のさらなる活用を求めて 〜駿遠線跡を活かしてみてはどうか〜

 本年10月17日、鉄道の日にちなみ、本市が全国に誇る鉄道遺産であり、新幹線を生んだ原点でもある「特急こだま高速度試験」と「軽便鉄道駿遠線」をより広く市民に周知し、後世に伝えてゆくことを目途に、「藤枝の鉄道遺産」展示発信ブースお披露目式がJ R 藤枝駅南北自由通路・待合室で行われました。
 テレビのニュース報道でも紹介され、大いに賑わったこの企画は、広くシティプロモーションのひとつとしても活用できるものと認識しております。
 とりわけ、シニア世代には思い出深い「軽便鉄道駿遠線」は、強い郷愁感を漂わせるもので、過去、幾度か郷土博物館でその特別展示会が行われておりますが、高い人気を誇っております。本市の鉄道遺産をより活用し、後世に伝えてゆく上から、駿遠線跡を活かしてみてはどうかについて、以下お伺いいたします。
(1).駿遠線跡の各駅跡に「駅名標」を復元してはどうか
 お披露目式には、「駿遠線を語る会」の代表もお越しでした。この方は、御前崎市議会議員も務められ、本市の市民大学の講師も勤められた阿形昭先生で、自費出版で多くの駿遠線に関わる書籍も出版され、先日も教育委員会に27冊も寄贈されました。
 阿形先生とお話しをされている中で、各駅のプラットフォームに、かつて設置されていた「駅名標」が藤枝市以外の各市町では復元(吉田町と袋井市はすべて)されているものの、藤枝には高洲を除いて設置されておりませんので、残念だとのことでした。
 市制施行70周年では多くの冠事業が展開されるものと思われますが、そのひとつとして「駅名標」を市内各所にあった駅跡に設置してみてはいかがでしょうか。

(2).藤相鐵道唱歌の歌詞
 お披露目式では、本年、創立50周年を迎える藤枝少年少女合唱団により、鉄道唱歌ならびに藤相鐵道唱歌も美しい歌声で披露されました。
 この藤相鐵道唱歌の歌詞は、各駅の土地ところの特徴や故事来歴などが歌われ、歴史的価値もきわめて高いものと考えます。しかし、残念ながら、ほとんど日の目も見ないのが現状と思われ、いつしか失われてしまうかもしれません。
 これも重要な鉄道遺産として後世に伝えるべきと考えますことから、以下2点伺います。
@:郷土史の一環として、この歌詞を教育の場で指導してみてはいかがでしょうか。
教育長の見解を求めます。
A:1 項目目の「駅名標」に、各駅の歌詞を入れてみてはいかがでしょうか。

標題2:北村市政4期16年の総括と次年度予算案の概要について

 長らく苦しめられたコロナ禍、世界的な流通の停滞、記録的な円安、ロシアによるウクライナ侵略等を起因とする未曾有の物価高騰など、わが国をとりまく情勢はたいへん厳しく、これは地方行政にとっても同様であり、こうした課題解決に向け、本市も大いに努力されていることと認識しております。
 こうしたなか、北村市政も来年6月で任期を迎えます。これまでの4期16年における総括をどう捉えられているか、同時に市制施行70周年・サッカーのまち100周年という記念すべき年に当たる次年度の予算編成の概要はいかなるものか、ならびに今後の市政経営への決意はどのようなものか、市長のご所見を以下お伺いいたします。
(1).市政4期目を総括しての市長の見解
 令和2年、2020年は歴史に刻まれた悪夢の年となりました。申すまでもなく、日本が、世界中が恐怖と戦慄にさらされた新型コロナウイルスによる感染症の世界的流行です。非常事態宣言が出され、未知のウイルスとの戦いが始まった年でもあります。
 そうした緊迫した中で、北村市政第4期目は始まりました。コロナ禍に振り回され、まことに苦しく厳しい行政経営を余儀なくされ、たいへんなご苦労があったものと認識しております。この第4期目をふり返っての市長の見解を求めます。

(2).市政4期16年をふり返っての総括
 4期16年、北村市政は多くの実績を残しております。財政、病院経営、クリーンセンター等、最重要課題として位置づけてこられた諸課題への取り組みをはじめ、4期16年の総括を市長はどうお考えでしょうか。

(3).次年度予算編成の概要
 次年度予算編成は、これまでの実績を踏まえた総仕上げともいうべきものであることに加え、市制施行70周年・サッカーのまち100周年という記念すべき年となります。令和6年度の当初予算編成の概要はどのようなものでしょうか。

(4).今後の市政経営への決意
 令和6年度戦略方針として、「“ 幸せになるまち”藤枝づくり」を基本理念に掲げ、テーマとして、「ポストコロナの“ 次の1 0年” への挑戦」、戦略の柱として、@:人・モノを呼び込み成長を生み出す/ A:こども・高齢者の元気を育む/ B:多様な活動・交流を湧き起こすの3 点を掲げられております。
 これらに基づき、今後の市政経営に対してどのようなお考えであるのか、4期16年の総仕上げともいうべき次年度当初予算を、いかに執行されるのか、市長の決意のほどをお伺いいたします。

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