令和5年11月藤枝市議会定例月議会
令和5年11月30日 (一般質問)
八木勝 (藤のまち未来)
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(1) 工事契約と入札制度について
(2) 4年ぶりの開催!藤枝大祭りへの評価と今後について
標題1:工事契約と入札制度について
公共事業は国民の生活に直結する重要なテーマであり、その実施方法は常に公の監視下にあります。特に、工事契約における入札制度は、公正かつ透明な競争を通じて、最高の品質を確保しつつも、コストを抑えることを目的としています。このプロセスは国と地方自治体双方において、法的枠組みにより厳格に規定されています。
具体的には、地方自治法施行令(第167条)に基づき、地方公共団体の契約においては、原則として一般競争入札が採用されています。この制度は、公平な機会の提供と共に、工事の品質とコスト効率を高めることを目的としており、国民全体としての税金の有効活用に貢献しています。
この制度が如何にして税の節約と品質の両立を図っているのか、また、現行の制度における改善点はないのかについて、議論を深めたいと思います。工事契約の透明性をさらに高めるためにはどのような施策が考えられるのか、そして、市民の皆様が「安くて良いもの」ではなく「良いものをより安価で」利用するために、行政と議会ができることは何か、今回は工事の分野に関して具体的に伺っていきたいという思いから以下4点について伺います。
(1) 近年の災害に対し、本市の迅速な対応を評価いたします。そこで、市発注の本工事以外の緊急的な工事(本工事に入らなかったり、追加であったり、所謂小工事と呼ばれているもの)に対して、適正に支払いが行われているか現状をまず伺います。
(2) 本市の「市内土木格付け」における基準の定め方について伺います。
(3) 品質確保の観点より検査の基準、また誰が査定しているのか伺います。
(4) 工事の種類によってはいくつかの入札参加条件があると思いますが、その中でも、近年行われている「工事成績評価点の入札参加条件」について伺います。
@ いつから、どんな理由で始めたのか伺います。
A 直近で条件を満たしている業者は何社有ってどこなのか(社名)公表できる範囲で伺います。
標題2:4年ぶりの開催!藤枝大祭りへの評価と今後について
全国に90,000社(81,067社〜88,000社以上とも言われる)近くある神社の中でも、限られた約3,000社(正確には3,132社)の延喜式内という格式の高い神社であり、西暦318年建立という長い歴史を持つ、飽波神社を本社とし、江戸時代からのお祭りとして続く、藤枝大祭りは、日本一の長唄による地踊り、勇壮な屋台の引き回し、そして14地区の屋台が順番に飽波神社にて奉納踊りを行う姿は、観る人を魅了します。
地元では、この日の為に積み立てをし、山車の点検から引き回すルートの確認、連合会や地区内役員との度重なる打合せ、地踊りの師匠による踊りの練習を繰り返しています。そうして地域コミュニティを培っております。
新型コロナウィルス感染症の影響により「藤枝大祭り」の開催が、危ぶまれておりましたが、今年、4年ぶりに開催することが出来ました。
令和元年9月議会にて「藤枝市観光交流基本計画と藤枝大祭りについて」質問をさせていただきましたが、コロナ以前の賑わいを取り戻すことや、GPSやドライブレコーダーの設置といった新しい取り組み、物価高騰により前回と同様の準備をしても費用がかさむ問題、人手不足により祭りを維持発展させることが困難にきているという地域からの声、2年後の大祭りに向けて新たな課題が見つかったと感じております。
2021年(令和3年度)から新たに策定された「藤枝市観光交流基本計画」と併せて以下4点について伺います。
(1) 今回新たに導入されたGPS「藤枝大祭り屋台位置情報サービス」は大祭り参加者はもとより、本市内外から訪れた方からとても好評だったと聞いておりますが、本市としてどう評価したかまず伺います。
(2) 近隣の焼津市の「荒まつり」と島田市の「島田大祭(帯祭り)」と比べ観光交流人口や経済波及効果がやや劣っているかと私は感じますが、観客動員数(観光交流人口)や経済効果と本市の考えを伺います。
(3) 10月1日に行われた「藤枝大祭り地域の伝統文化体験会」についても好評だったと聞きましたが、ここについての本市の評価を伺います。
(4) 「高齢化と人口減少に伴い、現在ある施設や山車の維持管理と人手不足等々生じていますが、伝統ある祭礼についても含め、この状況を本市ではどのように捉えているか伺います。」と令和元年の定例会にて質問させていただき予算の増額を提案したところです。今回は近年の物価高騰による新たな課題、交通警備の人手不足等々を含め、2年後に向け本市はこの状況をどう捉えているか伺います。