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質問通告内容

会議名

令和6年2月藤枝市議会定例月議会

質問日

令和6年3月5日 (一般質問)

議員名

植田裕明 (藤新会)
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通告内容

(1) わが家の地震対策3 本柱のさらなる強化を
(2) 「はたちの集い」のあり方について

質問要旨

標題1:わが家の地震対策3 本柱のさらなる強化を

 能登地方を襲った大地震は、まことに衝撃的でした。まさか年の初め、それも元日に起こるとは、思いもよりませんでした。正月特有の、日本中が穏やかで和やかなお祝いムードが漂っていた中を引き裂くように襲った悲劇です。
 南海トラフ巨大地震が懸念される中、本市においても、改めて地震対策、市民の危機意識の醸成が必要と考えます。本市がすすめる「わが家の地震対策3本柱」のさらなる強化を求め、以下お伺いいたします。

(1).わが家の耐震化
@:静岡県の耐震化率は9割を超えていると伺っておりますが、本市の耐震化率はどのようになっているでしょうか。
A:阪神淡路大震災では、新耐震基準の家屋はほとんど倒壊を免れ、その性能ぶりが発揮されたと評価されました。しかし、平成28年の熊本地震では、震度7,6強の激しい揺れが連続して起こったことから、耐震基準を満たした家屋でも倒壊した事例が知られています。
 今回の能登地震においても、新耐震基準の家屋でも被害を受けているところから、国土交通省では熊本地震以来の現地調査を行い、見直しが必要かの検討もなされる報道もありました。
 群発地震により損傷を受けたところへ、激しい揺れに襲われたため、耐震基準を満たした家屋も倒壊や激しい損傷を受けたものとされておりますが、新耐震基準では、こうした事例は想定されていませんでした。
 こうした点に対する市当局の見解と対策についてお伺いいたします。

(2).家具の転倒防止
 阪神淡路大震災の犠牲者の多くは家屋の倒壊と家具の転倒による圧死でした。この教訓から、本市が進めている家具の転倒防止に対する5 点まで無償といった手厚い施策は、非常に優れたものと高く評価しております。
 しかしながら、その普及率はそれほど高いものではありません。なかなか浸透しない要因はどこにあるのか、当局はどうお考えでしょうか。そして、普及させる方策をどうお考えでしょうか。

(3).非常用品の備蓄
 以前は、3 日分の水と食料の備蓄をとされたこともありましたが、現在では最低でも1週間分が常識化されております。能登地震では、本市のトイレカーが現地でも活躍とのことを伺っておりますが、トイレの問題は深刻です。
 各家庭での簡易トイレの備蓄は、それほど浸透しているとはいえないのが現状とも考えます。水と食料に加え、簡易トイレの備蓄をより周知啓発すべきと考えますが、当局はどう捉えられているでしょうか。

(4).感震ブレーカー
 「わが家の地震対策3本柱」に加え、通電火災を防ぐ感震ブレーカーへの感心が高まっているとの報道がありました。
 本市における設置補助も手厚い、たいへん優れた施策と考えておりますが、この普及率もそう高いものといえないのが現状と思います。この点に対する当局のお考えについてお伺いいたします。

標題2:「はたちの集い」のあり方について

 民法改正により、18歳に成人年齢が引き下がったことから、成人式が「はたちの集い」と名称を変えてから2年目となりました。今回の対象者は、その18歳成人の先頭者でありました。
 私は、青島北中学校区での同集いに参列しましたが、感染症対策として、昨年同様、恩師はオンライン出席、アトラクションやフリートークもない式典のみの形式で開催され、以前の形に戻るには、まだ少し時間を要するものとも感じました。
 以下、この「はたちの集い」のあり方に対し、お伺いいたします。

(1).分散開催の長所と課題点
 本市では、市内1 0の中学校区を単位とした分散開催で行っておりますが、この分散開催の長所と課題点について、当局のお考えはどのようなものでしょうか。

(2).集中開催の長所と課題点
 近隣の市町では、一会場による集中開催で実施しているところが多くあります。県内35の市町で、分散開催で実施している自治体は、本市をはじめ、浜松市、沼津市、富士宮市、伊豆の国市の5 カ所で、大多数は集中開催となっております。この集中開催の長所と課題点はどのようなものでしょうか。

(3).今後の「はたちの集い」のあり方に対する当局の考え前項のとおり、分散開催の自治体は少数派でありますが、今後も分散開催を続けられるのか、それとも集中開催を模索されるのか、今後のあり方に対する当局のお考えについてお伺いいたします。

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