令和6年2月藤枝市議会定例月議会
令和6年3月6日 (一般質問)
遠藤久仁雄 (藤のまち未来)
録画を再生
(1) 藤枝市の『人権』について考える
標題1:藤枝市の『人権』について考える
令和6年度予算案の概要が示された。「幸せになるまち藤枝へ」を目指し、4つの重点事項にまとめられている。1番目は「コンパクト+ネットワークのまちを創る」、2番目は「産業としごとを創る」、3番目は「ひとの流れを創る」である。そしてこれらの土台の上に4番目として「健やかに暮らし活躍できるまちを創る」があると私は捉えた。
誰もが住みやすいまち「ふじえだ」、歴史があり自然豊かなまち「ふじえだ」、市民の健康への関心が高く、教育環境に力を入れているまち「ふじえだ」。そんなまちを、さらに住んで良し、誇りを感じられるまちとするため、私は本市の「人権」に関して以下の質問をさせていただく。
なお「人権」に関しては、日本国憲法を始め法律や条例が整備されてはいるものの、国民の人権への意識は決して高くはないと感じている。
1(教育を受ける権利)
誰もが同じように生まれ育った地域で、同年代の仲間と学ぶことができるように、本市では小中学校の学校運営について、これまで多大な努力と配慮をいただき感謝申し上げる。特に特別支援教育支援員の体制については、県内の自治体をリードし今やパイオニア的な存在となっている。今後さらにこどもたちが望む教育を受けられるよう(自分の力で幸せな人生を切り開いていけるよう)、次年度の取組の中から新たな事業について伺う。
2(いじめや虐待など、子どもをめぐる人権)
虐待やいじめなどの被害にあっている児童生徒が、早い段階で声に出して訴えることができるような指導体制はできていると考えているか伺う。
3(外国人に対する人権)
日本に暮らす外国人を受け入れる体制が不十分だと感じる。今後の日本社会を考えた時、外国人の皆さんが暮らしやすいまちづくりは、重要な課題ではないだろうか。本市に於いては、速やかに日本語の習得、あわせて文化や習慣等を理解してもらうなどの取組作りが必要であると感じるが如何か。
4(女性への人権問題)
直近3年間の藤枝市役所職員の採用状況について伺う。一般行政職の志願者数と採用者数を、それぞれ男女別に示されたい。
5(感染症に関する新たな人権侵害)
3年以上の長期間に渡り、私たちはコロナ禍を体験したが、その中で藤枝市民は人権に関し何を学んだのだろうか。市の考えをお聞きしたい。
6(元ハンセン病患者に対する人権侵害)
ハンセン病に関して、これまでの市の対応を評価させてもらいます。本市出身である村越化石氏の「生誕100周年記念事業」や、山内きみ江さんのドキュメンタリ―映画「凱歌」の上映と小学校時代の同級生の皆様とのリモート対談は大きな反響を呼び、人権について本市の名を広めることができた。今後、山内さんの帰郷が実現したときは、本市であたたかくお迎えをしていただきたい。と同時に、本市が今後さらに「人権のまち」と言われるようになるための「まちづくり」を期待したいと考えるが如何か。