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質問通告内容

会議名

令和6年6月藤枝市議会定例月議会

質問日

令和6年7月9日 (一般質問)

議員名

大石心平 (藤新会)
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通告内容

(1) 大規模災害発生時の避難所及び被災地域の防犯対策について
(2) 本市の子育て応援・支援サービス施設の現状と今後について

質問要旨

標題1:大規模災害発生時の避難所及び被災地域の防犯対策について

 令和6年元日16時10分、石川県能登地方を中心にマグニチュード7.6、最大震度7を観測した能登半島地震が発生しました。この地震で最も大きな被害を受けた石川県内においては、人的被害として260名(災害関連死含む)にのぼる尊い命が失われ、住家被害としては5月28日の時点で合わせて8万棟以上となっています。このうち1割にあたる約8000棟が全壊、2割にあたる約1万6000棟が半壊(令和6年6月1日現在)となっており、これに伴い地震発生直後のピークであった3万4000人余りと比べれば1割程まで減少しましたが先月末時点においてもいまだ3300名程が避難所等に身を寄せているとの事でした。
 被災し、命を守るための避難生活ではあるのですが、昨今では避難所内での「窃盗・暴行・迷惑行為など」や避難のために留守となっている住家においての「空き巣被害」などが表沙汰になっております。
大災害の後は犯罪発生が抑制されやすいと言われる事もあり、我々は「日本では大災害の後それほど犯罪が起きたりはしないのでないか」考えがちです。東日本大震災後も警察の発表によると、「被災地における犯罪発生件数は減少しているものの便乗犯罪が多数発生しているようである(2011年9月10日読売新聞)」とあり、実際に現地警察にお聞きすると「発災後は警察自身も被災者となっており犯罪発生件数の把握もしきれていないというのが正直なところ」との事でした。また災害被害の方が大きく犯罪被害を届け出る余裕のない住民もいる事も考えられる事から被災地での犯罪件数は更に多いと推察されます。
これを踏まえて大災害後の被災地の防犯対策を考える事は被災者の苦しみを少しでも減らし復興をスムーズに進める上でも重要であると考えます。本市においての発災後の防犯対策について以下お伺いします。

(1) 本市では大規模災害時の避難所において、避難者のプライバシーを守るパーテーションやトイレカー、AIシャワー等のハード面での整備が行なわれておりますが、ソフトの面として避難所内の防犯等について「藤枝市避難所運営マニュアル」には「避難所内の治安の維持のため、警察などによる定期的な見回りを依頼・要請します。また、トイレの照明や授乳室の設置などを段階的に整備するなど、女性・子供に対する性犯罪防止対策を進めます。」との標記があるのみかと思いますが、この点において今後より具体的な文言を盛り込む等のお考えはあるか伺います。

(2) 本市では平成13年に市内の当時3つの新聞販売店と「災害時における支援協力に関する協定書」を取り交わしており、災害時の被害情報の収集提供、安否情報の収集提供、生活情報の収集提供などの支援協力を要請する事となっております。災害が起きた際のこの協定における支援協力の実施の実効性や課題についてお伺いします。

標題2:本市の子育て応援・支援サービス施設の現状と今後について

 本市では現在子育て応援・支援サービス事業関連施設として蓮華寺池公園に隣接する「れんげじスマイルホール」藤枝駅南口のBiVi藤枝の2階に「藤枝おやこ館」を擁しています。これらの施設の今後の展開や可能性について以下を伺います。
 (1) 蓮華寺池公園に隣接する「れんげじスマイルホール」は車でのアクセスの良さと周辺環境の良さに加えて施設自体の内容の充実もあることからか、昨年度の決算常任委員会では施設利用者の約6割が本市以外からの来場とのご答弁がありました。しかしながら裏返せばこれは本市の市民が利用出来得る機会を減らしている事でもあります。前出の決算常任委員会での委員側の発言に「市民とそれ以外との差別化を盛り込んだ利用者への使用料の徴収」といった意見もあり、執行部側からは「市民の利用できる時間帯を創設する事などを考えている」といったご答弁を頂きました。
私の周りの多くの子育て世帯の方からも市外からの人が多くてなかなか利用のハードルが高いといった声もお聞きしました。
 せっかく藤枝市に住んでいるのに市外の方の利用が多くて施設の利用に壁が出来てしまうのはいささかもったいなく感じます。お隣の焼津市にもテーマは違いますがこども館があり、こちらは市民とそれ以外の利用者に対して使用料といった部分で明確な区別が成されており、市民がより一層利用しやすくなっていると感じます。
これらを踏まえ、「れんげじスマイルホール」の利用状況について伺います。

(2) BiVi藤枝の「藤枝おやこ館」は藤枝駅南口に位置し、駅が近い事や駐車場が併設されている事もありアクセスも良好で利用者にとってはありがたく、複合商業施設内にある事から多様な利用方法を想定している施設なのだと感じています。藤枝おやこ館の現状と今後について以下を伺います。

 @藤枝おやこ館の現状について伺います

 A「おやこ館」が入るBiVi藤枝自体の商業施設として伸び悩んでいるかとも感じます。BiVi藤枝は駅南の旧市立病院跡地を大和リース株式会社と借地契約を締結し誕生しました。この契約もあと数年で当初の20年が経過し契約更新の年度を迎えます。
この更新時期を迎えるにあたり本市として取り組みなどのお考えはありますでしょうかお伺いします。

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