令和6年6月藤枝市議会定例月議会
令和6年7月9日 (一般質問)
神戸好伸 (藤新会)
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(1) 高田薮田川の氾濫
(2) 清里遊水地公園として新たなスポットに
標題1:高田薮田川の氾濫
工事も予定通りの進捗を観る、(仮称)クリーンセンター建設は当初から10年余の歳月が流れ、当地となる仮宿町内会、高田町内会、そして子持坂町内会の理解ある合意により、確約書を取り交わしてきたと伺っております。
その後、環境影響評価等を経て、今では順調に造成工事も終わり、昨年の11月より建築工事に入り、並行して令和7年いよいよプラント工事と外構工事が終われば、令和8年の7月より試運転そして令和9年1月より本格運転/供用開始という流れで、新しいクリーンセンターが完成に至ります。
さてこのような順調な工事進捗を観るに至れるのは、前述致しましたが地元のご理解とご協力があったからこそ、とも思います。近年、特に葉梨地区内の高田町内に特化した事案ではありますが、工業団地の誘致、ふれあい広場の設置、高田大溝川の改修等、多くのインフラ整備をして頂きました。地区活性化にあたり地元では、感謝をしております。しかし、生活基盤を揺るがす、非常に大きな事案がまだ残されたままとなっております。確約書・要望事項に記載がありますが、薮田川起点地点から下流への河川改修です。
令和4年9月、台風15号による浸水や近年の未曽有の豪雨に、辺り一面水没という地域住民の不安は常に計り知れないものがあります。前後致しますが、その年の7月に高田町内の全戸・全家族の署名を付けた要望書と、確約書のご回答には令和9年1月のクリーンセンターの供用開始までの実施とありますが、住民の不安の払拭のため以下伺いたいと存じます。
(1) 供用開始まで2年半ですが、併せて薮田川及び支川の河川改修予定を具体的に伺う。
(2) 薮田川起点部から下流部の範囲の中、カワバタモロコへの対応策を具体的に伺う。
標題2:清里遊水地公園として新たなスポットに
改修された薮田川の起点から水は、下流部の清里遊水地公園に流れます。かなりの湿地帯がつづきますが、春には水芭蕉やハスの花が咲き美しさを競い合い、また調整池としても大いに役目を果たしております。
近隣の雑木林には、各種の鳥たちのさえずりが聞こえ、薮田川にはカワセミが美しい羽を広げて、川面すれすれに飛んでいます。更に下流に行けば、MYFCの練習グラウンドが3面用意され、一部昇格に期待を込めたファンが応援する中、本番さながらの練習をしていました。
隣接された多目的広場には、お年寄りからお子さんまで、誰もが一緒にプレイできる36ホール常設のパークゴルフを楽しんでいる姿が見えます。更に下流に行けば、体験農園で小学生が泥んこになりながら春には田植え、秋には稲刈りやレンコンの収穫も体験していました。
この遊水地公園では、ヘラブナや鯉などの釣りもでき、一日ゆっくり遊べる藤枝市の新たな観光スポットとして、新東名岡部・岡部ICを使って県内外から多くの観光客が集まり、楽しんでいる姿が目立っております。
本内容は、フィクションでありますが、葦や葦が蔓延っている清里北部の薮田川のカワバタモロコを守りながら、新たな観光スポットとして開発して頂きたいと存じますが、以下伺います。
(1) 清里地区から高田地区までの現状の形状をどのように思われるか伺います。
(2) 当地域は、青地も相当存在していますが、耕作放棄地が多い状況です。この辺一帯を遊水地として利用したい場合には可能か伺います。
(3) 藤枝市の蓮華寺池公園や新たに(仮称)新陶芸センターが建設されようとし、市民の憩いの場とされていますが、その他藤枝市の観光ランドマークを他にお考えか伺います。
(4) 国道4車線化に於ける、トンネル残土をこの地で処理することは可能か伺います。