令和6年6月藤枝市議会定例月議会
令和6年7月10日 (一般質問)
岡村好男 (藤のまち未来)
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(1) 北村市政5期目の意気込みについて
標題1:北村市政5期目の意気込みについて
6月20日から北村市政の5期目の任期がはじまりました。今回、実に16年ぶりの選挙戦となりましたが、私は、市民に北村市長の市政への思いを訴える、大変良い機会になったと思います。
改めて市民の信任を得ての再スタートとなりましたが、一方で今回の結果をしっかりと分析し、更なる市政発展への糧としていく事が重要であると考えます。
北村市長は、昨年の11月定例月議会での私の一般質問に対し、5期目に向けた決意として「社会課題に着実に対応し、将来に向けて確かな成長を築く安定的で戦略的な市政経営が必要であり、これを形にする責任がある」と力強く宣言されましたが、今まさに、社会全体に閉塞感が漂う中で、市民は生活の安定は勿論のこと、大胆且つ戦略的な市政の革新を期待していると思います。
こうした視点で改めて市長の5期目に向けたマニフェストを目にすると、大変期待の持てる新たな政策が挙げられていますので、早期の具体化に向け、以下の項目について伺います。
(1) 今回の投票結果で、相手候補が総投票数の約2割を獲得したことについて、北村市政の多選に対するネガティブな反応と分析していますが、この点についての市長の所見を伺います。
(2) 人口が減少局面となる中で、「持続可能な都市」にするためには、現状を打開する、これまでに無い大胆な政策が必要です。そこで以下の4点の革新的な政策について期待を込めて伺います。
@市街化調整区域等の独自の規制緩和について
若い世代の周辺市町への人口流出による転出の超過は、人口面、そして少子化の面でも深刻な課題であります。そうした中で、新たに表明されました市街化調整区域の独自の規制緩和は画期的な政策であり、人口や企業の誘導は勿論、耕作放棄地対策にもつながります。早期の対応が求められますが具体の推進方策について伺います。
A新東名藤枝PAへのスマートIC設置について
今後の人口対策、若者の雇用の確保、そして税収の拡大において企業誘致はより強化する必要があります。熊本では半導体工場の立地で街の姿が一変しています。こうした中で、市街化調整区域の規制緩和とともに、物流の利便性向上も大きな強みとなります。南部の東名スマートIⅭに加えて、北部にも新たなスマートIⅭができると、本市の企業誘致の可能性は大きく高まります。そこで今後の推進方針や目標時期について伺います。
B藤枝シティ・トレセン構想について
北村市長は、令和4年9月定例月議会の私の一般質問に対し、滞在型のスポーツ交流の環境づくりとして、総合運動公園に宿泊機能や多目的屋内スペースなどの機能拡充を図るとして本構想を表明し、マニフェストにおいても滞在型交流拠点やスポーツ活動環境の整備を掲げています。そこで、今後の拠点整備の具体方針や、こちらも表明されている堀之内におけるシティ・トレセン構想を見据えた土地利用の方針について伺います。
C医療のさらなる高度化について
市民の健康、命を守るうえで市立総合病院のさらなる発展はたいへん重要であり、がん診療や救命救急医療のさらなる高度化が求められます。
一方で、新型コロナに伴う空床補償が終わり病院経営は厳しさを増すものと考えます。こうした中で、健全経営とさらなる医療高度化をどのように両立していくのか、今後の病院経営の方針について伺います。
(3) 今後の市政経営の決意について
今、本市は、第6次総合計画のスタートから3年を経過し、まちの核となる中心市街地、旧市街地の新たな活性化計画が動き始めています。加えて、国道1号バイパス4車線化等のインフラの充実を見据えた新たな産業拠点づくりや東名、新東名IC周辺の土地利用、そしてクリーンセンター建設等の大型事業も順次展開されています。一方で少子高齢化、人口減少時代を迎え閉塞感が漂う中でありますが、常々市長の発言にもある、10年先20年先を見据えた持続可能で希望のもてるまちづくりの「礎」を創る、まさにピンチをチャンスに変える時が、到来していると考えます。こうした大きな転換期を前にして引き続き市政の舵取りを、そして藤枝市の更なる発展をお願いし、改めて5期目の市政経営の決意を伺います。