令和6年6月藤枝市議会定例月議会
令和6年7月11日 (一般質問)
遠藤久仁雄 (藤のまち未来)
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(1) 市議会議員補欠選挙が終わって 〜改善しなければならない点は何か〜
(2) 市民と共に、交通事故の減少に向けて(続編)
標題1:市議会議員補欠選挙が終わって
〜改善しなければならない点は何か〜
5月に行われた静岡県知事選挙・藤枝市長選挙・藤枝市議会議員補欠選挙のトリプル選挙は、大きな混乱もなくそれぞれ当選者が確定した。充分な準備時間のない中での選挙となり、本市の選挙管理委員会においては大変なご苦労があったと察する。しかし2年後には第19期の市議会議員選挙が迫っており、これに向けて課題も明らかになっていると思われる。今回の選挙を振り返り、特に市議会議員選挙に絞って質問する。
(1) 投票率向上のために、期日前投票の会場数を増やすなどの努力をしていただいたが、これによる効果は如何だったのか伺う。
(2) 市内には投票所が住居と離れている場所がいくつか見られるが、その中から2カ所を取り上げ質問する。青島地区の光洋台と葉梨地区の清里について、それぞれの地域内に投票所を開設することはできないのか伺う。
(3) 一市民により、フェイスブックに公職選挙法違反ではないかとの訴えが写真入りで投稿された。選挙運動期間中(5/19〜5/25)にもかかわらず、隣組の回覧板を使い、立候補者のリーフレットが組内に配布されたのである。これについて市はどのような対応をとったのか伺う。
標題2:市民と共に、交通事故の減少に向けて(続編)
市内の交通事故を一件でも減らし、市民の皆様が安全・安心に暮らすことができるまちを目指して、市民と行政が協働で取り組む活動としたい。
私は昨年の11月議会の一般質問において、今回と同じ標題で「交通安全・地域安全課」が設置されるに至った経緯と、それにより市内の交通人身事故が大幅に減少してきた成果について確認した。そして事故原因は相変わらず出合い頭と追突事故が多く、場所は交差点、時間は日暮れから夜間にかけての発生が多いこと。また高齢者の交通事故が多いため、高齢者交通安全教室を地区交流センターなどで広く開催しているとの答弁があった。
今回私がこんなにも早いうちに続編として、同じ標題での質問をすることになったのは、実は先日の5月17日に思いもかけない交通死亡事故が、私の近所でしかも地元住民が安全だと思っていた住宅街の中で発生してしまったことによります。改めて交通事故は何時(いつ)、何処でも、誰にでも起こりうることであると思い知らされました。今回は特に比較的安全だと思われている、住宅街での交通事故に対して質問させてもらいます。
(1) 前回の質問では、令和4年の人身事故発生件数は平成28年との比較で718件減、55%減少との答弁だった。全国や県平均は40 %の減少であり、本市の減少は顕著であった。しかし令和5年10月途中までの時点では、人身事故発生件数や死傷者数は前年の令和4年と比べ増加していた。その後の集計結果で、令和5年の件数は令和4年と比べ如何だったのか伺う。
(2) 毎年道路上の白線などを新たに引き直す作業が行われている。しかし市内を見渡すと消えかかっている箇所が数多く見受けられる。事故防止の面からもこの事業に力を入れていただきたいが如何か。
(3) 前回質問した中の5項目めに関して再質問します。交通事故は被害者になっても加害者になっても、家族や友人、同僚などの関係者の苦しみや悲しみは大きいものであり、このような方々に辛く悲しい思いをさせたくないものだ。事故防止のためには、ドライバーがハンドルを握るときの集中力や精神状態が大切であると考える。ドライバーの心理状態とマインドに対し効果的に働きかけることの大切さを申し上げたが、検討事項になっている。大事な家族からの思いを運転者に対しメッセージに託し届けるという私の提案に対し、本年度取組中の事業があれば知らせていただきたい。
(4) 警察庁は5月に、一般道路のうち速度規制がかかっておらず中央線などがない区間について、車の法定最高速度を時速30キロと定める方針を決め、2026年9月実施を目指している。これにより住宅地域の生活道路について歩行者などの安全確保が期待される。本事業にいち早く対応し、藤枝市ならではの早期の取り組みを行うことを提案するが如何か。