令和6年9月藤枝市議会定例月議会
令和6年9月12日 (一般質問)
大石心平 (藤新会)
録画を再生
(1) 本市内の地区集会所について
標題1:本市内の地区集会所について
地区集会所は主として自治会や町内会が主体となって運営されており、地域行事や会議、コミュニティ活動、また災害時の一次避難所や物資の配給場所としてなど、その用途は多岐に亘ります。現在本市内にも178の自治会館、町内会館、公会堂といった様々な地区集会所があります。もちろん地区集会所は日常的に人が居住するような建物ではありませんが、上記の通りその性質上不特定多数の方が利用したり、災害時の一次避難所となったりとするわけですから建物の老朽化や耐震性についても当然考慮しなければならないと感じます。
地区集会所の古いものでは当然、昭和56年6月以前の旧耐震基準で建てられたものもあり、当該の自治会や町内会では建て替えであったり耐震補強の実施であったりと頭を抱えているといった話もお聞きします。
本市でも地区集会所の改築・新築における設置補助や地区集会所の耐震化工事における補助といった制度により、自治会や町内会の負担の軽減に繋がっています。
一口に町内会と言っても100世帯に満たない規模の町内会から1000近い世帯を抱える町内会まで幅広く、世帯数の少ない町内会では町内会館の運営や今後の在り方などについても何かと課題を抱えているのが現状です。
これらの点をふまえて以下の項目についてお伺いします。
(1) 本市内にある新旧様々な地区集会所ですが、現時点での耐震化率を伺います。
(2) 災害時の一次避難所となっているいないは問わず、地区集会所のガラス飛散防止工事の実施率を伺います。
(3) 今現在市として把握している地区集会所の改築や新築を計画している自治会や町内会の件数を伺います。
(4) 地区集会所を新築または改築するにあたって市として現在出来得るサポートの内容について伺います。
(5) 少数世帯の町内会の地区集会所は今後の維持管理が困難となる事も考えられ、例えば隣接地区の集会所との統合や集会所の廃止を考えるといった意見も聞き及びました。また、これから起き得る人口減少により利用者の高齢化と若年層の参加不足といった事態も考えられ、地域コミュニティ全体の活力低下に繋がる事も考えられます。これらを踏まえた上で本市として今後をどの様にお考えであるか伺います。