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質問通告内容

会議名

令和6年9月藤枝市議会定例月議会

質問日

令和6年9月12日 (一般質問)

議員名

川島美希子 (藤のまち未来)
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通告内容

(1) 災害防止対策における山林や河川の維持管理について

質問要旨

標題1:災害防止対策における山林や河川の維持管理について

豪雨や台風の頻発に伴い、土砂災害や山崩れ、河川の氾濫のリスクが増大しています。
山地は自然災害に脆弱であり、適切な管理がされていないと災害の発生率が高まります。大規模な土砂崩れは、道路の寸断、住宅の被害、さらには人的被害を引き起こす可能性もあります。これらの問題は、山の環境整備が適切に行われていない場合、災害のリスクを高める要因となります。持続可能な山林管理を進めるためには、地域社会全体で協力して対策を講じることが必要です。
また河川については今後の気候変動を見据えた中、長期的な河川整備計画や対策が必要であり、豪雨や台風が頻発化、激甚化し災害時に十分な防護効果を発揮されていない河川については早急な対策が求められています。
地域の安全を確保し、自然災害のリスクを軽減するために今後の対応や計画について以下質問します。

(1) 山林の荒廃と管理については人口減少や高齢化により管理が放置されるケースが増えています。適切な間伐や下草の刈り取りが行われないため、森林が過密状態になり病害虫の発生や風倒木、土砂崩れのリスクが高まっています。
山の環境整備には多大な費用と労力が必要ですが、特に過疎地域では人手が不足しており、整備の継続が困難になっています。
十分な整備が行われないことで、長期的には災害のリスクがさらに高まり結果的に被害額が増加するリスクも考えられます。

 @ 令和4年に発生した台風15号による農道、林道及びその他崩壊した箇所はどのくらいありますか。

 A 森林経営管理制度は手入れの行き届いていない森林について、市町村が森林所有者から経営管理の委託を受け、林業経営に適した森林は地域の森林経営者に再委託するとともに、林業経営に適さない森林は市町村が公的に管理をする制度です。森林経営管理制度の取り組み実績について伺います。

 B 山地において、傾斜部が崩れ土砂が流出した場合は、山林の機能回復するべく整備されていますが、更なる土砂流出などを未然に防ぐ対策について、どのような事がありますか伺います。

(2) 竹林は非常に成長が早く、放置すると周辺の農地や森林に急速に広がることがあります。竹の根が地面を密に覆うため、他の植物が根を張りづらくなり、地盤の安定性が低下したり、特に急斜面にある竹林は、土壌の保持力が低下し、土砂崩れのリスクが増加します。定期的な伐採や地下茎の除去が必要ですが、労力と費用は掛かります。

 @ 市が保有しJA大井川で管理されている粉砕機は市民に貸し出すことで、竹林の処理の負担の軽減の支援になっていますが、これまでの粉砕機の貸し出しの実績を伺います。

 A 昨年11月議会大石心平さんの一般質問で検討されるというお答えでした竹林の管理について、その後の新たな取り組みはなされているのか伺います。

(3) 日本のように人工林割合が高い国の場合放置すると周辺環境が一気に悪化してしまう。それだけでなく地表の植物が生えにくくなるために、大雨の際に保水効果や地滑りを防ぐ効果も低下する。本市の約5割が森林を占めています。森林が持つ多くの機能を活かすため「森林環境譲与税」を活用して森林の整備を進めています。今年度からこの財源となる「森林環境税」の課税が始まりました。

 @ 令和元年から令和4年度の経費と執行残額を伺います。

 A 今後の方向性や、計画について伺います。

(4) 多くの河川インフラ(堤防・護岸・排水整備)などは数十年前に建設されたものが多く老朽化が進んでいます。これらの施設は当初の設計基準では現代の気象条件や河川の流量に対応できない場合があります。

 @ 豪雨や台風による災害によって、河川の近隣住民の財産や命が奪われる危険度が高まります。雨水が集まる準用河川の流水能力を維持することが必要である、浚渫が重要と考えるが、どのように考えるか伺います。

 A 起点が山間部付近に位置する準用河川は、山から土砂が流出することで、その土砂が下流でたまりやすいと思われる。そのような河川は、計画的、定期的に浚渫すべきだと思うが、どのように考えるか伺います。

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