令和6年11月藤枝市議会定例月議会
令和6年12月3日 (一般質問)
八木勝 (藤のまち未来)
(1) 本市のドローン活用とその未来について
標題1:本市のドローン活用とその未来について
近年、ドローン技術は急速に進化し、その活用範囲は防災、インフラ管理、医療、物流、教育、さらには農業分野にまで広がっています。藤枝市においても、これらの技術を地域課題の解決や産業・農業振興に活用することで、より住みやすい地域づくりが可能と考えます。
まず、防災分野では、災害時における被害状況を迅速に把握するためのドローン活用が注目されています。これにより、救助活動や復旧計画の効率化が図られるほか、孤立地域への緊急物資輸送にも活用可能です。インフラ点検では、人が立ち入りにくい河川や橋梁の点検をドローンで行うことで、安全性を確保しつつ、効率的な維持管理が期待されます。医療・物流の分野では、過疎地や医療過疎地への緊急医薬品の配送手段としてのドローン活用の可能性が議論されています。迅速かつ安全な物資輸送は、地域住民の健康と生活の質の向上に寄与します。また、教育と人材育成の観点から、ドローン操縦士の育成や教育プログラムの推進により、地域内での技術人材を増やすことが求められます。さらに、農業分野においては、ドローンを活用した農薬散布や作物の生育状況のモニタリング、さらには鳥獣被害の抑制といった具体的な取り組みが考えられます。これらの技術を導入することで、農業の省力化や効率化が進むだけでなく、持続可能な農業の実現にもつながる可能性があります。
藤枝市においても、これらの技術を積極的に活用するための具体的な方針や課題について議論し、地域特性に即した取り組みを進めるべきではないでしょうか。市の見解と今後の計画について以下4点についてお伺いします。
(1)本市で保有するドローンの数及び種類をまず伺います。
(2)本市ではドローンを活用して現在どのような事に取り組んでいるか、また、それについて今後どのような取り組みを考えているのか伺います。
(3)災害時のドローン活用について発災後、どのような順序を追ってどのような体制で行動するのか伺います。
(4)地域防災力の強化と次世代リーダーの育成を目的とした高校生によるドローン防災航空隊「Kakegawa Balloon Flower’s」のように学生や民間とタイアップした取り組みは今後考えていないか伺います。