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質問通告内容

会議名

令和6年11月藤枝市議会定例月議会

質問日

令和6年12月4日 (一般質問)

議員名

神戸好伸 (藤新会)

通告内容

(1) 選ばれた(仮称)クリーンセンターの炉
(2) 蓮華寺池公園における植栽について

質問要旨

標題1:選ばれた(仮称)クリーンセンターの炉

今更ではありますが、藤枝市、焼津市及び志太広域事務組合では、稼働中の「高柳清掃工場」「一色清掃工場」及び「リサイクルセンター」の老朽化への対応とあわせ、循環型社会の形成を見据え、3施設の機能を集約した施設として令和9年1月竣工予定で(仮称)クリーンセンターの整備工事を進めています。
 整備にあたっては、環境保全と安全性を第一に、今までの「燃やして埋める」という処理から、「積極的に資源化を図る」という考えのもと、最新の環境対策技術を導入し、廃棄物の循環的利用や環境負荷の低減、熱エネルギーの有効利用による地球温暖化抑止への貢献、さらには周辺環境にも十分配慮した地域共生型の施設を目指してきた訳であります。
 最終的に燃焼方式決定には、有識者で構成される「処理方式検討委員会」が「安全性・信頼性」「環境保全性」「経済性」の3つの大項目に基づき、専門性ある技術検討を行い「ストーカ式焼却炉」と決定されたと伺っております。
 さて、11月12日(火)の静岡新聞の特集記事です。「静岡市が焼却方式から転換」という見出しです。当時、特に静岡市や島田市からの転入者からの要望が強かったのですが、なぜ藤枝市は、ゴミの分別収集をするのか?面倒くさくてかなわないとか、焼却場を折角作るのなら、市民の日々の生活が簡単に楽に容器包装プラゴミを分別しなくて済む静岡市・島田市のような高温処理する溶融炉型にしないか……など、かなりの希望も要望も受けてきました。
 しかし近年になり、国ではその裔温に耐える焼却炉でその排熱を発電や温水プールに、また焼却灰を溶融スラグに再利用する資源循環としてきたサーマルリカバリーを22年リサイクル技術進展や脱炭素・循環型社会推進の方針が変わり、「プラスチック資源循環促進法」で認めなくなり、「清掃施設整備費交付金」が受けられなくなるという事から、静岡市では容器包装プラを分別回収する方法、つまり藤枝市方式に転じてきたわけであります。
 記事によれば、県内の分別回収は白色トレ一回収が31の市町、容器包装プラゴミでは19市町が実施しているとの事ですが、今更ではありますが、仮宿・裔田に建設中の(仮称)クリーンセンターは、長い期間の検討会や市長をはじめとする執行部の皆さんの英断だった事、完成の前から市民が誇れる設備となることでしょう。過去からの再三の質問となるとは思いますが、以下質問とさせて頂きます
(1)今の時代に適合した、この(仮称)クリーンセンターの社会的、環境的、経済的な面よりその決定までの背景を伺います。
(2)令和9年1月稼働開始と伺っていますが、現状における進捗具合は如何か伺います。

標題2:蓮華寺池公園における植栽について

蓮華寺池公園は、市のほぼ中央に位置し、「花・水・鳥・笑顔」がテーマの公園として、四季を通じ多くの市民が集う憩いの場所となっています。春になると池の周囲約1.5キロメートルの園路沿いの桜や藤が見ごろとなり、毎年藤の開花時期にあわせて「藤まつり」が開催されます。夏には、名前の由来でもある蓮の花が池に浮かび、訪れる人の目を楽しませてくれたり、早朝の開花には音を立てて開く姿があるといいます。このような自然は一年を通じて切れ目なく楽しませてくれ、心も和ませ日々の疲れも、癒してくれる、私たち市民が誇れる公園と思っております。
また園内には、ジャンボすべり台、子供広場、日本庭園、野外音楽堂などの施設があり、年齢を問わず過ごせる楽園と言っても過言ではありません。さらにこのような会場で、毎年8月7日藤枝花火大会が開催され、約5千発の花火が豪華、豪快そのものが打ち上げられ、県内外の観光客も多く、本市の主要イベントの一つとなっております。

 そんな頃、私の処に匿名で一通の手紙が来ました。文面として支障があるためM氏としますが、長年植物の勉強や、その実務に携わってきたM氏は、久しぶりに奥様と来園したそうです。散歩道を左周りに歩き始めたところ、梅雨時に映えるアジサイは、大人の背丈ほどの木が数十株程づつ断続的に、池を半周するほどのエリアに点在し植えられています。おそらくその数は、200〜300株はあったと思うとの事ですが、そのアジサイが見るも無残に根から20cmから30cm、場所によっては、40cmを越える高さで伐採されている姿を目の当たりとしたそうです。「あずまそ」近くまで植えられていたアジサイの全てが、ことごとく切られていて、その上作業は全く乱雑で周辺の雑草も虎刈り(写真が同封)となっていたようです。その伐採状況から見て、花火大会前日から2〜3日まえの仕業だった様子で、散歩周辺道路から、目に入るだけの範囲の大雑把な作業のようだったと察せられたそうです。

 普段から蓮華寺池公園の植物にご興味あるM氏が言うに、普通アジサイは毎年6月下旬には花後の剪定をしなければならないが、記憶ではここ何年も剪定された形跡はなかったようです。
 本来、@アジサイは花が終わる頃、花の下2〜3節目を残してカットする、Aその葉腋から出る芽に来年の花芽がつく、B剪定の時期はこの時期でしかない、C古い茎や不要な茎は併せて剪定するが、茎を活かす場合は必ず葉を残さないと新芽は出ない。今回の手紙から私なりに調べましたが、花に多少の興味のある方なら、このくらいは常識の範疇だそうです。
 このような事から、私たちの誇りとする蓮華寺池公園の植栽について以下伺います。

(1)現状の「アジサイ」の伐採の仕方では、少なくても3年は花が咲かないと思われますが、過去からの植栽についての経緯を伺います。

(2)蓮華寺池公園の維持管理費については、令和5年度決算では合計約6400万円の委託料等が掛かっていますが、業務委託における仕様書は、蓮華寺池公園の中で共通なのか植物毎に規定されているのか伺います。

(3)蓮華寺池公園の維持管理費の業務委託の仕様書では、樹木は中高木剪定5本低木剪定9000u、アジサイ剪定1116uとありますが、話題のアジサイなどは、適時必要な計画等、記載されているか伺います。

(4)樹木管理委託の中に低木剪定とありますが、ツツジやサツキも花が咲かないという指摘がありますが、適時必要な計画等、記載されているか伺います。

(5)蓮華寺池公園維持管理費の藤管理業務委託では、どのような管理となっていますか伺います。

(6)公園の中には、藤枝市藤育会様、スマイルガーデン様、悠youガーデン様、フェアリー花壇様、幸生チャレンジクラブ様等のボランティアの皆様が蓮華寺遊歩道等の一角の各花壇に植え込みをして頂いておりますが、その活動は花と緑の課と連携をされているのか伺います。

(7)蓮華寺池公園を維持・管理して頂いている担当は、業務委託業者への指示や植物に対しての専門的知識をお持ちの担当は何人位おりますか伺います。

(8)公立自然公園等に行きますと、更に広大な土地に、雑草も無く良く管理されている公園と感心しますが、蓮華寺池公園もこれだけの広大な公園の中、責任あるご担当が少なく感じてしまいます。
専門性をお持ち頂いた担当の育成や県の農業関係の非常勤専門官やOB、JA等農林に詳しい職員の派遣や大学農学部からの協力を得る等をお考え出来ないか伺います。

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