令和6年11月藤枝市議会定例月議会
令和6年12月4日 (一般質問)
遠藤久仁雄 (藤のまち未来)
(1) 藤枝市の英語教育の更なる発展を願って
標題1:藤枝市の英語教育の更なる発展を願って
藤枝市の教育施策全般に渡る取り組みと実績については、市民から高い評価を受けていると感じている。一例を挙げるなら、地域の要望に応えこれまで多くの小中学校で特別支援学級が設置され、さらに近年は通級の指導も拡充されてきている。そして多忙な教員の手助けをし、教育活動が行われるよう配置されている特別支援教育等支援員の増員とその勤務時間数は、近隣市町の中でも群を抜いている。確かに学校施設の環境に関しては、例えば体育館のエアコン設置率などでは他市町に後れを取っている面も一部あるが、教育の中身については胸を張って優れた実績を上げていると確信するものである。
本市では、小中学校の英語教育を実践するに当たり、これまで当初から積極的にALTの採用に努め、TT(ティ―ムティ―チング)の形を取り入れ成果を上げてきた。私は前回平成31年2月議会でその取り組みについて検証させていただいた。前回の質問から5年が経過した現在、令和6年度に於ける小中学校の英語教育活動と今後の目指す本市の英語教育について、以下の質問により市当局の考えを伺う。
(1)本市には現在19名のALTが働いている。「JETプログラムによるALT」と本市に近い場所で暮らす「地域ALT」を採用している。この2種類の採用方法について、長所と短所を伺う。
(2)平成31年当時は小学校5年生までの学年で英語学習が行われていたが、現在では3・4年生の学年でも英語に親しむ活動が行われている。今のALTの人数で市内全ての学級に週1時間の訪問が可能となっているのか伺う。
(3)英語の授業以外で、ALTが児童生徒に英語を教える機会として、どのようなものが計画されているのか伺う。またその効果についても伺う。
(4)中学校への進学時に、子どもたちが英語学習で困ることはないのか伺う。
(5)ALTが直接児童生徒に英語を教える意義について、本市はどのように捉えているのか伺う。
(6)日本人の英語教員に、海外での生活体験を積んで英語教授の力としてもらいたい。そこで夏季休業期間等を利用して、海外研修ができるような環境を支援していただくことは可能か伺う。