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質問通告内容

会議名

令和7年6月藤枝市議会定例月議会

質問日

令和7年6月11日 (一般質問)

議員名

増田克彦 (藤のまち未来)
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通告内容

(1) エシカル消費の推進について

質問要旨

標題1:エシカル消費の推進について

現在「エシカル消費」、つまり倫理的消費が新時代の消費者のあり方として注目されています。エシカル消費とは、「環境」「人と社会」「地域」のためになるかどうかを考えながら、商品やサービスを選択することです。 例えば、環境への配慮なら、自然エネルギーを活用したり、エコマークつきの商品や有機農産物を選ぶ。人と社会への配慮なら、障害のある人が作ったものや途上国から適正価格で継続的に輸入されたもの、つまりフェアトレード商品を買う。地域への配慮では、地産地消を心がける。こうしたことを日常生活の中で実践することです。 これによって、地球環境破壊や不当な労働搾取が潜んでいる商品が排除され、経済活動のゆがみを是正につなげることができます。まさに、商品を通した世界との対話ではないでしょうか。
エシカルという言葉は令和3年の2月議会におきまして遠藤久仁雄議員の一般質問の標題に「エシカルで環境問題に対応しよう」として現れておりました。この時はもっぱら環境問題に対応する意味で使われておりましたが、今日「エシカル消費」というと、環境にとどまらぬ価値のある消費行動を含んでいます。持続可能な社会を実現するうえで、自治体としてもエシカル消費を市民に広めることは重要であり、多くの自治体が推進に取り組んでいるところです。例えば本市の親善友好都市である石川県白山市のウェブサイトには「はじめよう!エシカル消費」というページがあります。環境日本一を目指す本市としても、すでにもったいない運動、デコ活、地産地消プランなど環境に配慮した消費行動を促すキャンペーンはたびたび行われ、また有機農業も振興していますが、広い意味でのエシカル消費に対する藤枝市の現状と今後の取り組みについて伺います。

[1] 市の基本的な認識と方針について
@ 本市のウェブサイトでエシカル消費を検索すると、この言葉は6件が見つかりますが、主に「食品ロス削減啓発」の文脈で「こども消費生活サポーターにエシカル消費への理解を深めたい」として現れています。藤枝市として、エシカル消費をどのように定義・位置づけているのか、市としての基本的な考え方を伺います。
A エシカル消費に関連する施策や、SDGs達成に向けた市の方針との整合性について、具体的な連携は行われているか伺います。
[2] 市民への啓発・教育について
@ 市民に対するエシカル消費の啓発活動は現在どのように行っているか伺います。
A 学校教育(小中学校・高校)や地域活動と連携した普及活動の現状について伺います。
[3]公共調達と市内事業者への支援について
@ 市役所内での調達や備品選定などにおいて、エシカル消費に配慮した取り組み(例:再生紙の使用、グリーン購入法の遵守等)は行われているか伺います。
A 今後、庁内の各部署でエシカルな物品調達を進めていくための方針やマニュアルの整備予定はあるか伺います。
B エシカルな製品やサービスを提供する市内企業への支援策(認証制度、広報支援、販路支援など)は検討されているか伺います。
[4] 関係部局の連携体制について
@ エシカル消費は環境、産業、教育、福祉など複数の分野に関係しています。市役所内での連携体制はどうなっているか伺います。
A「エシカル消費推進チーム」や「庁内連絡会」のような横断的な組織設置の検討はあるか伺います。

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