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質問通告内容

会議名

平成28年 2月定例会

質問日

平成28年3月1日 (一般質問)

議員名

鈴木岳幸 (市民クラブ)
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通告内容

(1) 動物愛護について

質問要旨

標題1.動物愛護について

ペットブームという言葉が使われるようになってから久しくなっております。いまやペットを飼う事は、ブームという一過性のものではなく、すっかり生活に定着している事ではないかと思われます。しかしその一方で、捨て犬、捨て猫などの動物遺棄、動物虐待、餌付け等による衛生問題等々、様々な問題も出てきております。
本来、人間に癒しと心の豊かさを与えてくれる動物たちも、人間の都合によって多大なる迷惑をこうむっている例も数多くあることは想像に難くありません。
平成25年に施行されました改正動物愛護法においては、動物の虐待や遺棄の防止、適正な取扱い、健康及び安全の保持等について定められており、動物愛護の精神に反するような事はあってはならない事であります。その点から以下についてお尋ね致します。

(1) 地域で放置・遺棄された猫を、適正に、衛生的に管理されている「藤枝市地域猫の会」がありますが、その活動には市としてどのように関与しているか、今後もその活動を支援し各地に広げていくのか、伺います。

(2) 不幸な動物を増やさないためには、不妊・去勢手術が有効的な方法であり、市でも助成をして勧めていると聞いていますが、その不妊・去勢手術費用の助成について、その内容は適正か、今後拡充の予定はあるか、伺います。

(3) 犬や猫等の動物の放置・遺棄は犯罪行為でありますが、現在でもその行為がなくなっているとは言えません。市として、そのような行為をどの程度把握し対応しているか、また防止についてはどのような方法をとっているか、伺います。

(4) 犬や猫等の保護、引取りについて、現状はどのように行われているか、そこから殺処分にいたるケースはどの程度あるか、また殺処分を防ぐ方策はどのように取られているか、伺います。

(5) 保護された、或いは引き取った動物を、一般の方に譲渡する里親募集活動は、官民問わず、様々な団体で行われています。本市でも、文化センターの1階ロビーに、里親募集の伝言板があります。しかし、保護されたり、殺処分されたりする動物が一定数存在しているのが現実でありますから、本市でもホームページや各種イベントの時などに、里親募集の活動を積極的に行う事は出来ないでしょうか、伺います。

(6) 動物愛護の精神を養うには、子どもの頃からの教育も必要であると考えます。動物と触れ合うことで子ども達の教育の一助となる、動物介在教育・アニマルアシステッドエデュケーションという言葉も最近はあるようです。市内にも、里親を探して動物を保護している動物ボランティアの方などもいらっしゃるようですから、そのような方たちと連携して、このような動物と子どもたちの触れ合いや教育の取り組みを行う事はできませんでしょうか、伺います。

(7) 本市でも多くのペットショップが営業しておりますが、あまりに小さい子犬や子猫を生みの親から離して販売するという事は、病気のリスクが増えたり、凶暴性が増すなどの社会性欠如の要因となり、将来的に飼い主が面倒を見切れないといった事態に陥る可能性が非常に高くなります。結果、犬猫の遺棄や処分につながりかねません。そのような観点から、改正動物愛護法においては、生後56日未満の子犬や子猫を販売する事を禁止するという内容のものでしたが、業界からの猛反発にあい、附則によって、今年の8月までは45日、それ以降は49日とされてしまいました。
そこで、北海道札幌市では、市の条例によって、この56日規制を、この2月議会で制定する見込みとなっています。動物愛護の精神から、本市においても、この56日規制を条例化する事は出来ないでしょうか、伺います。

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