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質問通告内容

会議名

令和元年 9月定例会

質問日

令和元年9月12日 (一般質問)

議員名

遠藤久仁雄 (志太創生会)
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通告内容

(1) あってはならない校舎からの転落事故 〜安全対策は十分と言えるだろうか〜
(2) 今、「学校図書館司書」の活用が求められている

質問要旨

標題1:あってはならない校舎からの転落事故 〜安全対策は十分と言えるだろうか〜

 全国を見渡すと、登下校の交通事故を含め、児童・生徒が学校での事故により尊い命を落としたり、重大な怪我を負うことが後を絶たない。元来子どもは、大人が予期しない行動をとるものであり、そのためこれまでも小中学校においては、事故防止のため、あらゆる指導がなされてきているはずである。本市では、最近他市で発生した痛ましい交通事故を受けて、早速主要交差点に於ける車の侵入防止のガードレールを設置するなどの対策に取り組んでいる。
 学校での事故を一つでも減らすため、校舎からの転落という重大な事故に焦点を当てることにより、一層の安全対策を強化されたいと願うものである。以下、校舎からの転落事故に絞っての質問を行う。

(1) 平成の時代およそ30年間に、藤枝市内の小中学校(27校)で、校舎の2階以上から児童・生徒が転落した事故は何件あったのか伺う。また、県内の他市町の状況はどうなのか併せて伺う。
(2) 本市の転落事故について、学年・性別の他に事故の概要を伺う。
(3) 教育委員会及び各校においては、校舎からの転落事故防止のため、どのような指導をしているのか伺う。

標題2:今、「学校図書館司書」の活用が求められている

 市内の各小中学校には、立派な図書館(図書室)が設置され、多くの蔵書を抱え、そこは校内の知の宝庫と言ってもよい場所であろう。授業での使用のほかに、昼休みの開館や本の貸し出しなど、幅広く利用されている。
 さて、その図書館の管理運営に携わるのが「司書教諭」である。校長がその学校に勤めている教諭の中から、司書の資格を持つ者を任命する。ところが、この「司書教諭」は、他の教員と同じように学級担任であったり、多くの授業時間数を持ち、部活動やその他の校務分掌もこなす。よって図書館に常時足を運べないほど多忙な勤務状況である。
 そんな「司書教諭」に代わり、図書館の蔵書整理や、良書の紹介、貸し出し、掲示など、多くの仕事を請け負っているのが時間給で雇われている「学校図書館司書」である。かつては荒れ放題の図書館が多かったが、平成21年4月から市内で初めて2名の「学校図書館司書」が採用され、4校の図書館での勤務が始まった。そして平成23年からは市内の全校に「学校図書館司書」が配置されたことは、大変な進歩であったと評価する。しかし実態は、その後14人で27校の小中学校を兼務している状態が現在まで続いている。
 藤枝市が日本一を目指して掲げる4K(健康・教育・環境・危機管理)施策の中で、教育は現在かなりの水準に達していると思われる。ペッパーを使ったプログラミング学習、電子黒板等の環境整備、17名ものALTによる全校での英語授業、一人ひとりに寄り添った特別支援教育など枚挙に遑がない。これに加え図書館の活用が高まれば、実質ともに教育日本一に近づくことになると考え、以下の質問を伺う。

(1) 小中学生の読書の大切さを、どのように評価しているか。
(2) 市内の小中学校において、現状の図書館活用は充分なのか。
(3) 市内の小中学校に勤務する「学校図書館司書」の勤務実態を、市としてどのように把握しているか。
(4) 藤枝市の学校図書館司書の勤務形態(1名を除き、他の13名は2校に勤務)について、この形態を良しとするのか。

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