質問通告内容
- 会議名
- 平成26年 6月定例会
- 質問日
- 平成26年6月12日
- 区分
- 一般質問
- 議員名
- 大石信生 (日本共産党)
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内容
1.中山間地域を元気にする提案
・ 藤枝市の人口問題と中山間地域の寂れ方について、どのような問題意識を持っているか。
・ 『藤枝市に「限界集落」はない』という認識は、正しいか。実態は多くの市民が心配しているように深刻なかたちで進行しているのではないか。「限界集落」(いやな表現だが)は現に存在しているし、同時に「限界集落」にかぎりなく近づいている実態があるのではないか。調査をしているのか。
・ 藤枝を元気にすると市長は公約したが、市の7割を占める中山間地域を元気にしない限りこの課題は実現していかないという立場から、定住人口対策(交流人口増大は一過性)を強く求めてきたが、「空き家バンク」の政策以外、見るべき検討がされなかったように思う。その背景に、@藤枝市に限界集落はない。A市街地にも人口減があり、中山間地域だけの問題ではない。(現象を並列的に分析して、中山間地域の寂れに事実上目を向けない傾向)。この二つの認識が、執行部にあるのではないか。
・ 空き家バンクでは、改修費補助などが功を奏して、利用者が大幅増になったまちがある。この空き家バンク政策は、更に研ぎ出すことが必要ではないか。
・ 若者定住政策の成功で、若い世代を増やし、出生率長野県内トップの下條村など、成功例は少なくない。本気で研究することが必要ではないか。
中山間地域で市がミニ開発をして若者定住政策を進めることは引き続き重要だが、空き家を市が買い取って宅地を提供する政策も検討するべきではないか。
・ 耕作放棄地が増え、わが国の国土は荒廃に向かっている。農地の多くは高齢者によって維持されており、10年後どうなるか、誰もが深刻にこの問題を捉えている。市が仲立ちして、無料でつくりたい人に農地を貸し出すことで地域の荒廃を止め、活性化につなげているまちがある。検討に値する政策ではないか。