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質問通告内容

会議名
平成28年 6月定例会
質問日
平成28年7月6日
区分
一般質問
議員名
平井登 (60社中)
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内容

標題1.「花倉城跡」の秘められたポテンシャル

本市域の丁度ど真ん中に位置する市指定史跡「花倉城跡(葉梨城跡)」は、南北朝時代の初期、今川氏によって築かれ、その後230年間における今川時代の山西(高草山から西側一帯の益津郡・志太郡地域)支配の拠点城郭として運用されていました。文献上でも戦国時代の天文5年(1536年)に起こった今川氏内訌“花蔵の乱”の一次史料に「葉梨城」として登場するなど、その歴史的価値は学術研究者はじめ城郭研究者からも高く評価されています。
また、地元住民はもとより市民・県民の多くが本市・本県の中世における歴史的シンボルとして、ひいては郷土への愛着や誇りを醸成する歴史遺産としての「花倉城跡(葉梨城跡)」を大切に思われているのではないでしょうか。
本市では、昭和61年に『指定文化財』に指定しており、これまで地元の保勝会や町内会、郷土史家等により城跡の保全や歴史ガイド等についてご尽力をいただきつつ、その歴史的価値を守っていただいている状況にあります。
さて、地方創生事業と密接に関連する、国の『観光立国推進基本計画』と県の『ふじのくに観光躍進基本計画』が連動推進される中、本市においても『藤枝市観光交流基本計画』が見直され、今年度より新たなスタートが切られました。さらには、『藤枝市景観計画』の策定作業が現在行われており、住む人にとっても、訪れる人にとっても魅力ある独創的なまちづくりを行政と市民、関係者が連携して取り組む方針が示されています。
本市の重点課題となっている「人を呼び込む」「選ばれるまちづくり」を促進する『第5次総合計画・後期計画』、『ふじえだ健康都市創生総合戦略』を上位とし、先述のような様々な下位計画が林立していく中、本市の埋もれた中世の歴史遺産「花倉城跡」について、その秘められたポテンシャルを引き出し、地域資源「まちの宝」として着目されることを目的に、次の6点をお伺いします。

(1) 市指定文化財になって以降、どのような保存管理および活用をされて来ているか。

(2) 本県における中世城郭として、花倉城跡の価値・評価をどのように認識されているか。

(3) 本年度事業として、花倉城跡のジオラマ(立体模型)製作がある。その目的と狙いは何か。

(4) 歴史遺産として、真の価値を確認するための考古学的調査=発掘調査はできないか。

(5) 現在、「城表」に掲示されている案内看板は朽ちているのをご存知か。

(6) 本市には、花倉城跡〈市指定史跡〉をはじめ朝比奈城跡〈市指定史跡〉、朝日山城跡〈市指定史跡〉、桂島陣場跡・遠見番所跡(天王山系)、上の山城跡(笹川)、烏帽子山城跡(内瀬戸)、二つ山砦(青葉町)、滝沢城跡(滝沢)など、中世の山城遺構が良好な状態で残っている。これらをある程度整備し、観光や学校教育、生涯学習などに今以上活用していく考えはないか。
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