質問通告内容
- 会議名
- 平成29年 2月定例会
- 質問日
- 平成29年3月2日
- 区分
- 一般質問
- 議員名
- 平井登 (志太創生会)
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内容
標題1.ICT施策展開の盲点!情報通信基盤未整備がもたらす問題
『ふじえだ健康都市創生総合戦略』の折り返し点となる平成29年度の主要事業には、高速インターネット通信環境を前提とした「ICT人材育成教育」や「クラウドソーシング導入による働き方改革」などが重点施策に挙げられています。しかし、本市山間部の宮原・瀬戸谷・朝比奈の3地区ではADSL回線はあるものの、光ファイバー(FTTH)が未整備であり、また地域を問わず、若い世代ではその簡便性からモバイル回線(WIMAX、LTE、4Gといった電波通信)を利用している世帯も多いなど、通信環境・通信手段がまちまちで差異のあることが指摘できます。
そのような中で、公平性・実効性をもった事業推進が果たしてできるのでしょうか。さらには事業の進捗とともにデジタルデバイド(個人間、地域間の学力格差や情報格差)が生じる懸念はないのでしょうか。
以上のことを憂慮し、以下5点について質問いたします。
(1) 本市における情報通信環境・情報通信手段の現状をどう認識され捉えられているか。
光ファイバー回線・ADSL回線・モバイル回線等のそれぞれおおよその利用分布状況等を、わかる範囲で結構ですので概説ください。
(2) 問題解決に向けての検証実験の必要性1
《平成29年度重点施策: 次世代人材育成事業・学校ICT環境整備事業》
藤枝中学校を皮切りにペッパー・プログラミング授業を行う公立学校には、専用の光ファイバー回線が既に整備されており教育現場での通信格差問題は生じないと思われます。しかしながら、自宅での学習においては、ひかり回線(FTTH)整備地域と未整備地域(ADSL、LTE等)で、通信速度の遅速による学習能率格差が生じると考えられます。その調査・検証の必要はないでしょうか。
(3) 問題解決に向けての検証実験の必要性2
《平成29年度重点施策: クラウドソーシング推進事業》
空き家バンクや優良田園住宅といった中山間地域への移住・定住促進策に鋭意取り組まれ成果を重ねつつある中、葉梨(FTTH)、瀬戸谷(ADSL)、朝比奈(ADSL)に移住された空き家バンク利用者宅でのクラウドソーシングや、この地域でのサテライトオフィスの可能性のための通信環境調査をするべきと考えますが如何でしょうか。
(4) 問題解決に向けての通信環境整備の必要性1
光ファイバー未整備地域における高速インターネット通信の手段として、❶光ファイバー網整備 ❷SoftBank Air ❸WIMAXの3つの選択肢が考えられますが、本市として今後どの通信環境整備に着目されるのか。
無論、川根本町や島田市が事業化されている光ファイバー網整備が最善策ではありますが、改めてお考えを聞かせてください。
(5) 問題解決に向けての通信環境整備の必要性2
包括連携協定を締結しているソフトバンク鰍フ高速インターネット通信サービス
「SoftBank Air」について、現在は本市域の約半分にしか通信エリアがカバーされておりませんが、例えば「SoftBank Airフルカバー特区=Fujieda」といったシティプロモーションにも繋がる、優先的な通信エリア拡大整備の交渉はできないか伺います。